今日の聖句5月14日(水) 神である主はこう仰せられる。自分で何も見ないのに、自分の霊に従う愚かな預 言者どもにわざわいが来る。 エゼキエル13:3 その日には大ぜいの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなた の名によって預言をしあなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によっ て奇蹟をたくさん行なったではありませんか。』しかし、その時、わたしは彼ら にこう宣告します。『わたしはあなたがたを全然知らない。不法をなす者ども。 わたしから離れて行け。』 マタイ7:22 ************************************* 今週のテーマ:主に従う きょうの聖書:創世記35:10-15 創世記35章10節 神は彼に仰せられた。「あなたの名はヤコブであるが、あなたの名は、もう、ヤ コブと呼んではならない。あなたの名はイスラエルでなければならない。」それ で彼は自分の名をイスラエルと呼んだ。 「イスラエル」 イスラエルとは、アブラハムの孫であるヤコブの別名です。そして、イスラエル の12人の息子たちの子孫によって建てられた国の名前がイスラエルとなって いるのです。イスラエルとは、神は戦士、という意味のヘブライ語です。神様が ヤコブが神と戦い、人と戦って勝ったことを祝福して与えた名前です。 ヤコブは母親のリベカに唆されて、父であるイサクを欺し、兄のエサウを出し抜 いて、エサウが持っていた父からの相続権を奪いました。エサウは怒ってヤコブ を殺そうとし、リベカはヤコブを自分兄ラバンの所へ避難させました。14年の 歳月を経て、ヤコブは地元へ帰るのですが、エサウは既にそこで強大な勢力を張 っていました。 地元へ帰れば、妻子共々皆殺しにされるのではないかという恐怖感に包まれてい たとき、ヤコブは神様に祝福を求めて祈り、そして祝福を授かりました。祈りに よって平和と祝福を得たとき、兄エサウに殺されるのではないかという恐れは消 えました。この事を神様は「あなたは神と戦い、人と戦って、勝った」と言った のです。これは創世記の32章28節に出ています。 きょうの聖書で神様は再びヤコブをイスラエルと呼び、ヤコブの子どもたちから 生まれる子孫が一つの国家を形成するようになると告げたのです。ヤコブの子で あるベニヤミンの子孫であるサウロと、同じくヤコブの子であるユダの子孫であ るダビデが活躍していたときにイスラエルは王国を形成しました。約束は実現し たのです。今私たちはキリストへの信仰により、神の子とされ、且つ、イエス・ キリストを国王とする神の御国の国民とされているのです。 祝福を祈ります。