今日の聖句4月13日(日) 私の口から、真理のみことばを取り去ってしまわないでください。 詩篇119:43 群衆は、イエスの前を行く者も、あとに従う者も、こう言って叫んでいた。「ダ ビデの子にホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。ホサナ。いと高 き所に。」 マタイ21:9 ************************************ 今週のテーマ:十字架 きょうの聖書:ルカ19:33-38 ルカの福音書19章33節34節35節 彼らがろばの子をほどいていると、その持ち主が、「なぜ、このろばの子をほど くのか。」と彼らに言った。弟子たちは、「主がお入用なのです。」と言った。そ してふたりは、それをイエスのもとに連れて来た。そして、そのろばの子の上に 自分たちの上着を敷いて、イエスをお乗せした。 「棕梠の主日」 今日はシュロの主日です。教会は今日から受難週に入ります。イエス様はロバの 子に乗ってエルサレム城の正門である黄金門からエルサレム神殿にイスラエルを 救う栄光の王として入城しました。これはゼカリヤ9:9にあるメシヤ預言の成 就でした。ホサナという叫びはこの時イエス様に向けてあげられた言葉です。 イエス様は強権を示す馬には乗らず、従順を示すロバ、それも無力なロバの子に 乗って入城しました。エルサレム市民はユダヤをローマから独立させる政治力、 軍事力に富む強い王を求めていました。しかし、イエス様はそのようなメシヤで はなく、人々を罪の苦しみから救う救い主だったのです。 ホサナ、ホサナと叫んだ民衆は、イエス様が逮捕されると、十字架につけろ、十 字架につけろと叫ぶ集団に変わってしまいました。自分たちの要求とイエス様の 行動が相反していたからです。ローマの属国であるよりも、罪の奴隷であること の方がはるかに苦しいことなのですが、民衆にはそうは思えなかったのです。 イエス様はロバの子をお用いになったように、私たちの心に宿って救い主として のお働きをされます。今日も私たちには「主がお入用なのです」という招きの声 がかけられています。イエス様は私たちの力には期待せず、私たちの従順さに期 待して招いていてくださるのです。イエス様が救いますから、私たちは何もでき なくて良いのです。 祝福を祈ります。