今日の聖句 11月28日(木) この方は人を救って解放し、天においても、地においてもしるしと奇蹟を行ない、 獅子の力からダニエルを救い出された。 ダニエル6:27 私たちは、御父が御子を世の救い主として遣わされたのを見て、今そのあかしをし ています。 1ヨハネ4:14 ************************************** 今週のテーマ:感謝の生活 きょうの聖書:ルツ2:17-23 ルツ記2章20節 ナオミは嫁に言った。「生きている者にも、死んだ者にも、御恵みを惜しまれない 主が、その方を祝福されますように。」それから、ナオミは彼女に言った。「その 方は私たちの近親者で、しかも買い戻しの権利のある私たちの親類のひとりで す。」 「ナオミの信仰」 ルツ記は士師の時代の出来事です。主人公の女性ルツはダビデ王の曾祖母に当たり ます。ルツの舅エリメレク、姑ナオミは二人の息子マフロンとキルヨンとともにベ ツレヘムに住んでいましたが、饑饉のためにモアブへ移住しました。モアブはベツ レヘムから見て死海の対岸にあり現在のヨルダン王国に属す土地です。 大黒柱のエリメレクが死に、相次いでマフロンとキルヨンも死んでしまい、ナオミ は二人の嫁オルパとルツに実家へ帰って再婚するように勧め、一人でベツレヘムへ 帰ろうとしましたが、ルツはナオミの人格と信仰を慕ってベツレヘムについてきま した。ナオミは過酷な人生をたどって来ましたが、常に前向きに生き、感謝するこ とを忘れない人でした。 そういうナオミから離れたくないと思うルツだったのだと思います。ベツレヘムに 帰ると大麦の収穫期になっていました。ルツは早速ナオミの許可を得て落ち穂拾い に出かけました。拾った畑の所有者はエリメレクの近親の親類ボアズでした。ボア ズはルツが姑に良く仕えているという噂を聞いていたため、ルツを特別に厚遇しま した。 大麦を両手に抱えて帰ってきたルツから報告を受けたナオミは「生きている者にも 死んだ者にも、御恵みを惜しまれない主が、その方を祝福されますように。」と神 様にに感謝し、ボアズのために祝福を祈っています。度重なる饑饉と夫と息子を失 ったナオミであり、苦い経験の中で生きて来ましたが、信仰と希望は失いませんで した。このナオミの信仰がダビデに受け継がれたのだと思います。 祝福を祈ります。