今日の聖句 10月5日(土)

私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくだ
さいます。私の杯は、あふれています。
詩篇23:5

光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格を私たちに与えてくださった父なる
神に、喜びをもって感謝をささげることができますように。
コロサイ1:12

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今週のテーマ:絶えず祈れ
きょうの聖書:ヨナ2:1-9

ヨナ書2章6節

船長が近づいて来て彼に言った。「いったいどうしたことか。寝込んだりして。
起きて、あなたの神にお願いしなさい。あるいは、神が私たちに心を留めてくだ
さって、私たちは滅びないですむかもしれない。」

「人を惜しむ気持ち」

ヨナは紀元前780年頃から730年頃まで北イスラエルで、ホセヤやアモスと
同時期に活動した預言者です。同じ頃、南ユダ王国ではイザヤやミカが神様のみ
ことばを語っていました。神様はヨナにアッシリヤの都ニネベに宣教するように
命じましたが、ヨナは従わず、ヨッパからスペイン行きの船に乗ってしまったの
です。アッシリヤがイスラエルの敵だからです。

神様の命令に背いたヨナを乗せた船は難破しそうになり、船長がヨナに神様に祈
るように求めている場面です。ヨナは自分の背きの罪が神様の怒りを招いている
ことを知って、水夫たちに「私を捕えて、海に投げ込みなさい」と言い、初めは
躊躇っていた水夫たちでしたが「ヨナをかかえて海に投げ込んだ。すると、海は
激しい怒りをやめて静かになった」のです。

ヨナは、自分を含めたイスラエルがアッシリヤに痛めつけられていたので、ニネ
ベが自ら犯した罪のために、神様の裁きを受けて滅ぼされることを期待していた
ので、とても、ニネベに宣教に行く気にはなれませんでした。ニネベが悔い改め
て神様から赦されてしまうことが、たまらなく嫌なのです。ヨナは神様がニネベ
に憐れみをかけることを予測できていたからです。

神様の御心は常に「すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでお
られます」というところにあります。ヨナは、ご命令を受けたとき、自分の恐れ
敵意、悪意、自尊心、自己中心などのために従うことができませんでした。最後
に神様はヨナの心も癒してニネベを惜しむ気持ちを理解させました。私たちも自
分の自尊心や自己中心のために祈る必要がありそうです。

祝福を祈ります。