今日の聖句 6月8日(土)

行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでいますから。
詩篇143:8

イエスは出て行き、収税所にすわっているレビという取税人に目を留めて「わた
しについて来なさい」と言われた。するとレビは、何もかも捨て、立ち上がって
イエスに従った。

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今週のテーマ:決断
きょうの聖書:2コリント12:1-10

コリンと人への手紙第二12章9節

主は「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さ
のうちに完全に現われるからである。」と言われたのです。ですから、私は、キ
リストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。

「弱さを誇る」

パウロは自分の肉体にトゲを与えられていて、「これを私から去らせてくださる
ようにと、三度も主に願いました」と言っています。パウロが受けたトゲとは、
マラリヤとか、テンカンとか、眼病とか言われています。慢性的な疾患で伝道活
動に支障を来していたようです。

三度の願いへの神様の答えが今日の「わたしの恵みは、あなたに十分である」と
いうみことばです。パウロは三度の祈りが聞かれなかったことに対して不満に思
っていません。むしろ、高ぶることなく、謙遜な姿勢を保ち続けることができる
ので恵みであると受け止めています。

「コレデイイノダ」という有名なセリフがありますが、聖協団には伝統的に「癒
されば感謝、癒されなければなお感謝」という信仰があります。神様の主権的な
ご判断で、病気や怪我を癒される人と、そうでない人がいるのです。私たちは祈
りますが、癒されるか、否かは神様の決定に委ねる信仰が必要です。

人が体力と知力に富み、財力と影響力を用いて働けば、成功はするでしょうが、
資金力や技術などが褒められるだけで、神様が讃えられることはありません。私
たちが無知で無力であれば、神様のご臨在が明瞭になり、私たちが神様の力でお
おわれて生かされていることがハッキリするので、有力よりも無力の方が神様の
ためには役に立ちます。それで、弱さを誇れるのです。

祝福を祈ります。