今日の聖句 5月30日(木) わたしのおきてを彼らに与え、それを実行すれば生きることのできるそのわたし の定めを彼らに教えた。 エレミヤ20:11 わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄す るためにではなく、成就するために来たのです。 マタイ5:17 ************************************* 今週のテーマ:教会の交わり きょうの聖書:ローマ16:3-16 ローマ人への手紙16章16節 あなたがたは聖なる口づけをもって互いのあいさつをかわしなさい。キリストの 教会はみな、あなたがたによろしくと言っています。 「よろしく」 3節から16節までに「よろしく」という挨拶が15回もでてきます。よろしく と翻訳されている言葉は「敬礼」という意味のギリシヤ語です。敬意を表明する 言葉で挨拶を交わし合うわけです。イスラエルでは平和という意味の「シャロー ム」です。韓国では「安寧 (アンニョン) 」という言葉で挨拶しています。 私たちの日常生活で、祝福や敬意を込めて挨拶を交わすことはとても大事な事柄 です。新改訳、新共同、現代訳、リビング、詳訳の各聖書も「よろしく」を採用 しています。文語聖書は「安否を問え」とされています。英語の聖書では欽定訳 が「SALUTE(サルート)敬礼」です。 直訳すると「キリストの教会はみな、あなたがたに敬礼しています」となるわけ です。軍、警察、消防の関係者は敬礼をしますが、私たち一般社会では敬礼は公 式ではありません。日本人の挨拶の基本は丁寧に頭を下げる「お辞儀」です。お 辞儀が公の席では敬礼と呼ばれます。立礼でもお辞儀、畳の上では手をついて平 伏し、お辞儀をします。「起立、礼、着席」という週番の号令がありましたね。 日本には「口づけ」という風習はありませんので、それはできません。肝心なこ とは相手を高く立てあげるということです。相手を低く評価してはいけないので す。「よろしくお願いします」略して「よろしく」は謙遜な気持ちで相手を立て あげるときに使われる言葉ですから、そういう気持ちで教会生活ができたら良い わけですね。私からも読者の皆様に「よろしく」と申し上げます。’ m (_ _)m 祝福を祈ります。