今日の聖句 4月23日(火) 

みことばの戸が開くと、光が差し込み、わきまえのない者に悟りを与えます。
詩篇119:130

ですから、私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されな
いようにしなければなりません。
ヘブル2:1

*************************************

今週のテーマ:キリストの主権
きょうの聖書:マタイ20:20-28

マタイの福音書26節27節28節

あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あな
たがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。
人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また
多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同
じです。

「しもべの心」

使徒であるヤコブとヨハネの母親は、キリストに天国において二人の息子がキリ
ストの右と左に着席する権利を求めました。この女性は息子たちのために高い地
位を求めたのです。それに対して、キリストは「偉くなりたいと思う者は、みな
に仕える者になりなさい」と指導しました。

キリスト自身も「贖いの代価として、自分のいのちを与えるためであるのと同じ
です」と説明し、私たち罪人を罪と死から解放するためにご自分の命を犠牲にし
なければならないことを明確にしています。キリストは生きていては救い主とし
ての使命を果たせず、死ななければ人を救えないという立場なのです。

ここで、キリストは新しい観点から指導者の地位について教えています。それは
人々を使役するのではなく、人々に仕えていくということです。最近、スポーツ
の世界での体罰が大きな問題になっていますが、良い指導者は選手に対して自分
の地位を笠に着て体罰を加えることはしないことが報道されています。

真の指導者にはしもべの心があるのです。基督聖協団の理念は「私たち基督聖協
団は各個教会が愛と宣教によって建て上げられるために仕え合います。」と謳わ
れています。真の指導者は相手の価値を正しく、そして高く評価し、それを更に
高めるために率先して働く、キリストのしもべであるのです。イエス・キリスト
は私たちの左右にいるそういう存在なのです。

祝福を祈ります。