今日の聖句 3月27日(水) 神の神、主は語り、地を呼び寄せられた。日の上る所から沈む所まで。 詩篇50:1 語っておられる方を拒まないように注意しなさい。なぜなら、地上においても、 警告を与えた方を拒んだ彼らが処罰を免れることができなかったとすれば、まし て天から語っておられる方に背を向ける私たちが、処罰を免れることができない のは当然ではありませんか。 ヘブル12:25 ************************************* 今週のテーマ:主の苦難 きょうの聖書:マタイ26:6-13 この女が、この香油をわたしのからだに注いだのは、わたしの埋葬の用意をして くれたのです。まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、この福 音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるで しょう。 「理解者」 今日は受難週の四日目です。マリヤによってイエス様に香油が注がれた日であり ユダがイエス様を裏切って律法学者たちと取引をした日でもあります。キリスト という言葉は、メシヤというユダヤの言葉をギリシヤ語に翻訳したものです。メ シヤの意味は「油注がれた者」です。油注ぎは王、祭司、預言者などへの任命の 象徴です。 イエス様は神様によって天からお降りになったメシヤ=キリストですが、ユダヤ 教の指導者たちからは神様を冒涜する大罪人として扱われています。イエス様を 公に神様から遣わされた救い主として承認する人が殆どいない中で、勇敢にもマ リヤは公然とイエス様に油を注いで、イエス様を油注がれた救い主として最後を 迎えさせようとしたのです。 私は現実には、イエス様がヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受けて、 水から上がったときに聖霊が降ったということが、イエス様が神様からの油注ぎ を受けたということだと受け止めていますが、マリヤのした、イエス様への塗油 もイエス様がメシヤ(油注ぎを受けた人)であることを広く多くの人たちに証して いることは確かなことだと思います。 神様から捨てられるという形で十字架の苦しみを受けられたイエス様にとっては マリヤの塗油はどれ程大きな慰めと励ましになったことかと思います。自分の心 中を察してくれる人の存在は決して小さくはなく、とても大きな力添えになるの です。私たちもお互いにお互いの心中を察することのできる理解者として生きて 行きたいものです。 祝福を祈ります。