今日の聖句 3月26日(火) 神の御名はとこしえからとこしえまでほむべきかな。知恵と力は神のもの。 ダニエル2:20 知者はどこにいるのですか。学者はどこにいるのですか。この世の議論家はどこ にいるのですか。神は、この世の知恵を愚かなものにされたではありませんか。 1コリント1:20 ************************************* 今週のテーマ:主の苦難 きょうの聖書:マタイ22:15-22 そこで彼らに言われた。「これは、だれの肖像ですか。だれの銘ですか。」彼らは 「カイザルのです」と言った。そこで、イエスは言われた。「それなら、カイザ ルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」 「神のものは神に」 受難週の三日目には、イエス様はユダヤ教の律法学者たちと論争したり、多くの 譬えで教えたり、世の終わりについても語られました。その中の一つがきょうの 聖書:です。税金をローマ皇帝のカイザルに納めるべきか、どうかと、ユダヤ教 のパリサイ派の人たちがイエス様に罠を仕掛けてきました。 もし「納めなさい」と答えれば、自らを神としているカイザルを認めることにな り、偶像礼拝に当たるとし、納めてはいけないと答えれば、ローマへの反逆を扇 動しているとして告発する構えになっているのです。イエス様はその魂胆を見抜 いて「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさ い」と対応しました。 この答えはイエス様を罠に陥れようとしているパリサイ派の人々の邪悪な動機を 露わにしました。イエス様は全くきよい御方ですが、敵対者たちはイエス様の抹 殺を企て、執拗に命を狙い続けています。しかし、イエス様はそのような姑息な 手段によって破滅させられる御方ではありません。 この場面でも、イエス様は、仕掛けられた罠を用いて、クリスチャンが国家や権 力者など社会制度と神様を礼拝する信仰生活の間に生ずる様々な問題を想定して 国に対しては、国に対するように、神様に対しては神様に対するように、それぞ れ自然な当たり前の形で対応することを教えてくださったのです。 祝福を祈ります。