今日の聖句12月9日(日) 主は殺し、また生かし、よみに下し、また上げる。 1サムエル2:6 人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあ まり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。そのとき、人々は、人 の子が力と輝かしい栄光を帯びて雲に乗って来るのを見るのです。これらのこと が起こり始めたなら、からだをまっすぐにし、頭を上に上げなさい。贖いが近づ いたのです。 ルカ21:26-28 ***************************** 今週のテーマ:降誕がもたらされた人々 きょうの聖書:ルカ1:26-38 ルカの福音書1章38節 (御使い)「神にとって不可能なことは一つもありません。」マリヤは言った。 「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身 になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。 「気高い決断」 きょうの聖書:は受胎告知と言われている箇所です。これはエルサレムから北方 へ遠く離れた、ガリラヤ地方の片田舎、ナザレという貧しい村で起こった出来事 でした。御使いガブリエルはいきなり乙女マリヤに「おめでとう、恵まれた方」 と語りかけ、「おめでた」を告知したのです。今から2018年ほど昔です。 性生活の経験も全くないのに、神様の御子を妊娠し、出産すると告げられたとい うことは、気絶するほどの大事件であったに違いありません。不貞としての咎め だてを受け、親からは勘当され、婚約者は婚約を破棄し、村人からは投石を受け る大きな危険と侮辱にさらされながら、生きて行くためには乞食になるか売春で もしなければならないような事なのです。 しかし、マリヤは大きな不安に包まれながらも、御使いの「神にとって不可能な ことは一つもありません」という言葉に「どうぞ、あなたのおことばどおりこの 身になりますように」と応答して、自分の全人生を御父と御子に献げる決心をし たのです。神様はマリヤのような謙遜で従順な人物の登場を待ち続けていたので はないでしょうか。 マリヤがここで、この気高い決断をしなかったら、十字架の死と復活による救い の御業はこの後何百年、或いは何千年も伸ばされたかも知れません。神様の御心 が進められていくためには、マリヤのように神様からの思し召しに勇気と信仰を もって仕えていく人が必要なのです。クリスマスは私たちにそういう信仰も持た せてくれる素晴らしい時です。 祝福を祈ります。