今日の聖句11月17日(土) 神よ。あなたは私の愚かしさをご存じです。 私の数々の罪過は、あなたに隠されてはいません。 詩篇69:5 いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証 書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされま した。 コロサイ2:14 **************************** 今週のテーマ:分かち合い きょうの聖書:ピレモン8-22 ピレモンへの手紙10節11節12節 獄中で生んだわが子オネシモのことを、あなたにお願いしたいのです。彼は、前 にはあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっ ても、役に立つ者となっています。そのオネシモを、あなたのもとに送り返しま す。彼は私の心そのものです。 「救いの喜び」 この手紙はローマの獄中にいるパウロから、コロサイにいる裕福な信者であるピ レモンに送ったもので、時期はAD60年頃のことです。パウロの伝道によって ピレモンたちが救いに導かれ、コロサイ教会が生まれていました。コロサイは現 在のトルコ西部の内陸にある町です。近くにはラオデキヤがありました。 ピレモンに所有される奴隷だったオネシモは主人のものを盗んで出奔し、ローマ でパウロに巡り会い、悔い改めてクリスチャンになっていました。パウロはコロ サイ人への手紙4:9で「忠実な愛する兄弟オネシモ」と紹介しています。オネシ モはパウロの助手として伝道活動をするようになっていたのです。 パウロはこの手紙で、逃亡奴隷であるオネシモのために、元の主であるピレモン に、和解と受け入れを促しました。パウロがオネシモのためにピレモンにとりな したことは、キリストが罪の奴隷である私たちのために神様に赦しを乞い、取り なしている姿に重なります。 オネシモがピレモンと和解させられたように、私たちも神様と和解させられまし た。パウロが奴隷の負債を支払うと申し出たように、キリストは私たちの負債を 支払ってくださったのです。パウロはオネシモが救われた喜びをピレモンと分か ち合い、共有できました。私たちも一人の人の救いの喜びを多くの人と共有して いきたいものです。 祝福を祈ります。