今日の聖句9月14日(金)

恵みとまこととは、互いに出会い、義と平和とは、互いに口づけしています。
詩篇85:10

愛する人たち。このようなことを待ち望んでいるあなたがたですから、しみも傷
もない者として、平安をもって御前に出られるように、励みなさい。
2ペテロ3:14

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今週のテーマ:老いの栄え
きょうの聖書:申命記34:1-8

申命記34章4節

そして主は彼(モーセ)に仰せられた。「わたしが、アブラハム、イサク、ヤコブ
に、『あなたの子孫に与えよう。』と言って誓った地はこれである。わたしはこれ
をあなたの目に見せたが、あなたはそこへ渡って行くことはできない。」

「モーセの死」

きょうの聖書:は申命記の最終章であり、出エジプトのリーダーであるモーセの
死の場面です。その場所はエルサレムから死海を挟んで東側、現在のヨルダン領
にあるネボ山です。神様が定めたモーセの仕事は此所まででした。ここから先は
新しい指導者による、約束の国カナンへの進入になります。

モーセは唯一、神様と顔と顔を合わせて話をした人でした。モーセはイスラエル
の最も偉大な預言者でした。しかし、この大人物も神様への不従順を咎められ、
約束の国へ入ることができませんでした。岩に命ぜよ、という神様のことばに背
いて、持っていた杖で岩を打ってしまったのです。

モーセは神様に咎められても、神様に背を向けることはせず、自分のためにも民
のために赦しを求めて祈り、常に神様に対して顔を向け続けていました。自分の
仕事が終わったことを知ったモーセは、素直に後進に仕事を任せて、神様のもと
へ召されていきました。

黄昏に輝く、という言葉がありますが、神様を信じて生きた人の最後には神様の
光が輝きます。モーセは自分の死によって、私たちにこの世を去る、去り方を教
えているような気がします。モーセの遺体がどこに埋葬されたのか知っている人
は一人もいませんでした。直接、神様ご自身がモーセを埋葬してくださったとい
うことです。

祝福を祈ります。