今日の聖句7月1日(日)

あなたに助言する者が多すぎて、あなたは疲れている。
イザヤ47:13

おのおのが、主からいただいた分に応じ、また神がおのおのをお召しになったと
きのままの状態で歩むべきです。
1コリント7:17

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今週のテーマ:信仰の助け合い
きょうの聖書:マルコ9:33-37

マルコの福音書9章35節

イエスはおすわりになり、十二弟子を呼んで、言われた。「だれでも人の先に立
ちたいと思うなら、みなのしんがりとなり、みなに仕える者となりなさい。」

「人を敬うこと」

「しんがり」とは「殿」と書きます。元は「後駆」と書きました。殿は行軍の最
後尾にいて追撃してくる敵軍を打ち払う、とても危険な役目です。イエス様のみ
ことばの意味は、グループの中にいて他の仲間を自分よりも優れたものとして敬
い、仲間のためにできることを進んで行う人、ということです。

自分の方が相手より力があるので、自分より弱い相手を助ける、ということでは
ないのです。そんなことをしたら「大きなお世話」と言われるのが関の山です。
劣等感と優越感は表裏一体のもので、私たちクリスチャンは互いに尊敬し合うと
いうことがとても大切です。

十二弟子は道々「だれが一番偉いかと論じ合っていた」ということで「一番弟子
は誰か?俺だ、俺だ!」と、やり合っていたわけです。イエス様は彼らに、立派
な指導者になりたいと思うなら、「みなのしんがりとなり、みなに仕える者とな
りなさい」と教えられたのです。

37節に幼子のことが出ていますが、幼子とは、無知、無力で無価値な存在とい
う雰囲気の言葉です。幼子のような人も高く評価すること、それが人を敬うとい
うことだと教えているのです。私が一番偉いなどと決して言ってはならないので
す。

祝福を祈ります。