今日の聖句3月30日(金) 王たちは彼の前で口をつぐむ。彼らは、まだ告げられなかったことを見、まだ 聞いたこともないことを悟るからだ。 イザヤ52:15 彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みこ とばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。 マルコ16:20 ***************************** 今週のテーマ:神のさばき きょうの聖書:ローマ11:1-10 ローマ人への手紙11章1節2節 神はご自分の民を退けてしまわれたのですか。絶対にそんなことはありません。 この私もイスラエル人で、アブラハムの子孫に属し、ベニヤミン族の出身です。 神は、あらかじめ知っておられたご自分の民を退けてしまわれたのではありま せん。 「神様はご自分の民を退けない」 イスラエルに対して神様は再三厳しいさばきをくだしています。しかし、イス ラエルは神様の厳しいさばきのどん底から繰り返し繰り返し再起してきている のです。「神の賜物と召命とは変わることがありません」(ロマ22:29)という パウロの証言は真実なのです。 神様はご自分が選んだ人々と国に対して誠実を尽くし続ける御方なのです。さ ばかれては再起し、散らされては再び帰還し、滅ぼされては復興してきている のです。つまり、神様のさばきは滅ぼすためではなく、強く鍛えて、しっかり と立て上げるためなのです。 飢饉を恐れてエジプトへ逃避したイスラエルをモーセに命じて約束の国へ帰還 させ、バビロンに滅ぼされたユダをペルシヤのクロス王に命じてエルサレムへ 帰還させ、ローマに滅ぼされたユダヤ人を1948年にイギリスのチャーチル首相 を用いて本国へ帰還させています。裁きを受けては回復する、そのたびごとに イスラエルは神の民として整えられているのです。 私たちクリスチャンの頭上にくだる神様のさばきも、私たちを永遠に滅ぼしつ くすためではなく、神様の愛の世界へ復帰させるためであり、罪を犯した人に 罪の恐ろしさを学ばせるためでもあるのです。神様のさばきを受けるという特 別学課を修了した人は、その後神様のみ手に用いられるようになるのです。 祝福を祈ります。