今日の聖句 9月15日(木) 地の果て果てまでもが、みな、われらの神の救いを見ている。 詩篇98:3 それは、私たちがあなたがたの向こうの地域にまで福音を宣べ伝えるためであっ て、決して他の人の領域でなされた働きを誇るためではないのです。 2コリント10:16 ***************************** 今週のテーマ:文書の記録 きょうの聖書:申命記31:24-29 申命記31章28節 私の死後、あなたがたがきっと堕落して、私が命じた道から離れること、また、 後の日に、わざわいがあなたがたに降りかかることを私が知っているからだ。こ れは、あなたがたが、主の目の前に悪を行ない、あなたがたの手のわざによって、 主を怒らせるからである。 「現代人のために書き残された」 モーセ五書の最後がこの申命記で、31章で本論が終わります。32章から34 章まではエピローグになっています。モーセは長々とイスラエルに対する神様の 教えを書いてきました。それはイスラエルが堕落し、神様の道から離れること、 そして災いを被ることを見越した上のことだと言っています。 そして、その理由はイスラエルの行う罪と悪であると述べています。つまり、イ スラエルの国が滅びた後、イスラエルが神様のことばによって再び立ちあがる日 が来る、その時に備えてこの書物を書き上げたのだと言っているわけです。 この後700年でエルサレムは陥落し、国は滅亡します。滅亡の直前のヨシュア 王の時代にこの申命記が神殿で発見されます。あとの後悔は先に立ちませんでし たが、バビロンから帰還したユダヤ人たちはこの申命記を軸に国と信仰を回復さ せていきます。 私は、聖書66巻は、現代人のために書き残された神様の文書の記録であると強 く感じています。私たちに読ませるために書かれた本なのです。3000年前の 人にはわからなかったこと、2000年前の人にもわからなかったことが、長い 歴史の中で体験的に証明されてきているです。 祝福を祈ります。