今日の聖句 6月10日(金) 私はむだな骨折りをして、いたずらに、むなしく、私の力を使い果たした。それ でも、私の正しい訴えは、主とともにあり、私の報酬は私の神とともにある。 イザヤ49:4 こういうわけですから、兄弟たち。主が来られる時まで耐え忍びなさい。見なさ い。農夫は、大地の貴重な実りを、秋の雨や春の雨が降るまで、耐え忍んで待っ ています。 ヤコブ5:7 ************************************* 今週のテーマ:信仰に生きる きょうの聖書:エレミヤ42:1-4 エレミヤ書42章1節2節3節 すべての将校たち、カレアハの子ヨハナン、ホシャヤの子イザヌヤ、および身分 の低い者も高い者もみな、寄って来て、預言者エレミヤに言った。「どうぞ、私 たちの願いを聞いてください。私たちのため、この残った者みなのために、あな たの神、主に、祈ってください。ご覧のとおり、私たちは多くの者の中からごく わずかだけ残ったのです。あなたの神、主が、私たちの歩むべき道と、なすべき ことを私たちに告げてくださいますように。」 「祈ってください」 ここは、ユダ王国がバビロンに滅ぼされた直後です。数ヶ月前に国民の大多数が 補囚としてバビロンに連れ去られ、極めてわずかな人たちだけがエルサレムに残 されました。神様は偶像礼拝に落ち込んだユダ王国をバビロンに攻めさせ、国を 滅亡させたのです。国が滅びるとはどういうことかを身を以て味わわせたとも言 えます。 そういう状況の中で、残された人たちがエレミヤのもとへ来て、神様にこれから どうしたらよいかお伺いの祈りをしてくださいと頼んだのです。4節ではエレミ ヤはこの人達の願いを聞き入れ、神様に祈りみことばをいただいたら余すところ なくあなたがたに告げますと答えています。 神様を捨てて偶像礼拝に落ちたことによって滅ぼされたという状況の中で、希望 を失わず、主である神様に祈りを求める民とそれに応えて祈りを捧げるエレミヤ の信仰に注目したいと思います。エレミヤは神様にあわれみを求め、ユダ王国が 悔い改めるように祈り続けていたのですが、果たせませんでした。 しかし、国が滅びる前も、滅ぼされた後もエレミヤの面前で神様の栄光は輝いて いるのです。ユダヤが滅びても神様は滅びないのです。当たり前ですが神様と神 様の愛と輝きは永遠なのです。エレミヤは祈りを頼まれ、ためらわず執り成しの 祈りを捧げます。信仰に生きる人の模範がここにも示されています。 祝福を祈ります。