今日の聖句 6月1日(水) 主は仰せられた。「あなたは当然のことのように怒るのか。」 ヨナ4:4 あわれみは、さばきに向かって勝ち誇るのです。 ヤコブ2:13 ***************************** 今週のテーマ:神の輝き きょうの聖書:ナホム1:1-10 ナホム書1章7節8節 主はいつくしみ深く、苦難の日のとりでである。主に身を避ける者たちを主は知 っておられる。しかし、主は、あふれみなぎる洪水で、主に逆らう者を滅ぼし尽 くし、その敵をやみに追いやられる。 「神の義と愛」 罪悪の満ちる大都市ニネベ(現イラク領)に対するナホムの宣告です。1節〜10節 に「主はねたみ、復讐する神。憤る方。 主は怒るのにおそく、力強い。主は決 して罰せずにおくことはしない方。 あなたがたは主に対して何をたくらむのか。 主はすべてを滅ぼし尽くす。」と厳しい言葉が続いています。 神の正義は絶対不変です。白黒をはっきりさせなければなりません。どんな小さ な罪も、神の正義の前には罪は罪としてさばかれなければなりません。聖なる神 の義によって私たちがさばかれるとしたら天国に入れる人など、この地上にひと りとしているはずがありません。私たちはみな永遠の滅びです。義なる神様は私 たちをさばかないではおられないのです。 しかし、それではもう一方の神様のご性質「神の愛」が成り立ちません。愛なる 神様は私たちを赦して、あの恐ろしい永遠の滅びから、ひとりも残さず救わない ではおられないのです。この永遠の矛盾「神の義」と「神の愛」を調和させる道 があるのでしょうか。 神の義と神の愛が結びついて同時に働き、同時に生かされて、そして人類が救わ れる道。このような不可能な道を神様は苦悩の中から実現されました。それはた だ一つの道しかありませんでした。御子イエス・キリストをこの地上に送り、私 たちの身代わりとなって罪のさばきを受けさせることでした。キリストの十字架 こそ、まさに、神の輝きの表れなのです。 祝福を祈ります。