飼育材料(成虫編)

コバエ対策グッズ
 
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コバエシャッター(表) コバエシャッター(裏)


 次にご紹介するのは、「コバエシャッター」と呼ばれるものです。既にご存じの方もたくさんおられるかも知れませんが、ケースのフタが従来のものと異なり、裏側に直径1mmほどの穴がいくつも空けてある開口部があります。また、外側には画像を見ていただければわかると思いますが、開口部にフィルターが被せてあり、コバエの侵入と脱出を完全にシャットアウトする仕組みになっています。
 
 おもしろそうなので、試しに一つ購入してみましたが、実際に使用してみないとどのぐらいの効果があるのか断定できません。それでも、これはよく考えられている商品で、セパレート式のミニケースにも使用できるところが便利です。

 少し気になったことと言えば、スリットが入っていない文、従来のフタと較べて固めに感じられるので、何度もフタを取り外しして行くうちに、ケースと固定するツメの部分が割れてしまわないか心配です。樹脂材料は、従来のものと同じポリプロピレンだと思います。

 この商品はケースと組み合わせて売られているので、新たにミニケースを購入して飼育しようとする人にはお買い得で便利かも知れません。2001年1月現在、ミニケースと小ケース用が販売されているようです。

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クリアシールド(表) クリアシールド(裏)

 これは、「クリアシールド」と呼ばれる内ブタ(以下シールド)です。保湿と通気性を確保しながらも、コバエなどの侵入も防ぐことができる上に、従来のケースに取り付けることが可能なところが特徴です。

 私もこのシールドを使い初めて半年以上経ちますが、従来のケースのフタに簡単に取り付けられるところが非常に便利な上、コバエの侵入や脱出防止に役立つのはもちろん、このシールドがあることによって、これまでフタのスリット部分にクワガタの大顎が引っかかり、そのまま死亡する事故がなくなり、非常に助かりました。

 残念ながら、今のところセパレート式のミニケースに使用できないのが難点ですが、専用の中仕切を開発中とのことなので、この問題がクリアされるのも近いと思います。 

 現在、ミニ、小、中、大ケース用があるそうです。
 

  以上、7種類のコバエ対策グッズを紹介させていただきました。最後に、それぞれを比較検討した総合評価をまとめておきます。個人的には、保湿プレート(板)とクリアシールドが手軽で使いやすいと思いますが、最後は好みの問題かもしれません。ご参考になれば幸いです。
 
 

防虫効果

保湿効果

見栄え

コスト 総合
新聞紙

ウェットティッシュ

排水口水切りゴミ袋
保湿板(昆虫の森製)
保湿板(奈良オオ製)
コバエシャッター

クリアシールド
 

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