「 STAP細胞、笹井博士自殺のショックを訝しむ」

Jimmy


 
 大槻義彦早稲田大学名誉教授は、ご自身のブログで8月5日に以下のように語っておられます。(以下、ブログ「大槻義彦の叫び」より引用)

 つい数時間前のNHKニュースでSTAP細胞実験の直属の上司である理研の発生 再生科学総合センターの笹井芳樹 副センター長が職場で首つり自殺を図った報道されました。
 
小保方STAP細胞はありもしないねつ造細胞だったというのが関連学会などの大多数の見解でしたが、笹井博士の記者会見での肯定的な見解発表に驚いていました。
このことは本ブログでも繰り返し取り上げたことでした。笹井博士は実際にSTAP細胞が存在した、とする3っつの理由をあげました。とくに小保方さんの作ったSTAP細胞は通常のES細胞とは違う証拠を指摘しました。

 笹井博士は再生医療の分野でノーベル賞級の研究を行い、この分野のホープとして信頼されていましたから、この人がここまで言えば、STAP細胞はねつ造と断定できない、というのが本ブログの立ち位置でした。

 それが笹井博士の自殺、というのです。これはショックです。やりきれない思いです。
 
(ブログ「大槻義彦の叫び」8月5日より引用終わり)

 大槻名誉教授は、科学者として笹井博士を全面的に信用されていたことが、この文面からも良くうかがい知れます。これまで、どちらかと言うとそれを根拠として、STAP疑惑については擁護的な意見を展開して来られ、それが否定派のバッシングを受けて来られた経緯もありました。

 しかし、ここにきてとうとうその信頼をも失墜しかねない笹井博士の自殺と言うショッキングな事件が起きてしまいました。科学者でない私としては、大槻名誉教授の心境はいかがなものか、うかがい知ることは到底できませんが、大変心が痛みます。

 ただし、私に言わせれば所詮象牙の塔に籠って何一つ金銭的な不自由なく、路頭に迷う心配もない勝ち組の人間がご立派な御宣託を並べているだけであって、日々の生活にも苦労している貧乏人には屁のツッパリにもならない戯言のようにしか聞こえて来ないのも、偽らざる気持ちです。このような権威主義者は、いい加減退場したほうが世のため人のためとしか思えません。


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