「 情けないエリート意識集団 早稲田大学 」

Jimmy


 
 大槻義彦早稲田大学名誉教授は、ご自身のブログで以下のように語っておられるのを知りました。(以下、ブログ「大槻義彦の叫び」より引用)

 NHK3月25日報道によると (以下引用)
遺伝子が調べられたのは、共同研究者の若山照彦山梨大学教授が特殊な処理をして凍結保存していたSTAP細胞2株で、若山教授がどんなマウスからでも作製が可能か調べるため、小保方さんに論文の実験で使ったのとは異なる129系統という種類のマウスを手渡し、作製を依頼したものです。
 小保方さんは、シャーレの中で129系統のマウスの細胞を刺激したところ、状態のよいSTAP細胞の塊が2つ出来たとして若山教授に渡したということです。ところが、一連の問題を受けてこの2株の細胞の遺伝子を調べたところ、細胞は129系統のマウスのものではなく、いずれもこの実験には使っていないはずのB6とF1という2種類のマウスのものだったことが分かりました。今回検出されたB6、F1、それに129の系統のマウスは、いずれも万能細胞の1つ「ES細胞」を作るのによく使われ、研究の現場では、これらのマウスから作ったES細胞が広く実験に使われています。
(引用終わり)

 やっぱり怪しかったのです。もう小保方のねつ造はほぼ確定しました。上の記事は少々分かり難いのですが、実験、検証課程で、共同研究者をもあざむいたのです。これは最悪です。STAP細胞とやらは、作られていなかったと結論できるでしょう。つまりねつ造だった疑い濃厚なわけです。
 論文の文章がどうの、写真がどうの、と言っても実際にSTAP細胞が作られたことが事実なら、すべてに優先して大発見となります。だからこそ、本ブログでは慎重に追試の成功なるか、を見ており、早まった結論を出しませんでした。
 しかし、コト、ここに至っては小保方はねつ造をやったとみなさねばならなくなりました。本当に残念です。
(ブログ「大槻義彦の叫び」より引用終わり)

 
 また、3月26日のNHKニュースによると(以下NHKニュースより引用)
理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが、早稲田大学に提出した博士論文に文章の盗用などの疑いが出ている問題で、早稲田大学は不正の有無について外部の有識者を交えた詳しい調査を始めることを明らかにしました。

 問題の博士論文は、3年前、小保方研究ユニットリーダーが早稲田大学に提出したもので、およそ100ページの論文のうち冒頭の20ページの文章が、アメリカのNIH=国立衛生研究所のホームページの文章とほぼ同じだったほか、実験で得られたとしている細胞の写真が、企業のホームページに掲載されたものとよく似ていて、文章や写真の盗用などが疑われています。
 この問題について早稲田大学は、これまで担当の教授らによる内部での調査を行ってきましたが、今後、外部の有識者を交え不正の有無についての詳しい調査を始めることを明らかにしました。
 早稲田大学は不正が確認された場合には、小保方さんの博士論文や学位の取り消しを検討するとしています。(NHKニュースより引用終わり)

 いったい、早稲田大学は今まで何をしていたのでしょうか。これだけ日本中、いや世界中を騒がせている問題の一端を担っていると言う責任感すら微塵も感じられません。少なくとも、内部調査を行って来たのであれば、その結果を報告することぐらいできるはずですが、それもしないで外部の有識者を加え、やっとこれから本格的に調査をするとは、何たる杜撰な体質なのでしょう。

 残念ながら、これならマスコミ報道でも噂されているような、いかがわしい博士論文審査も十分あり得るとともに、今回の一件は氷山の一角なのだと思わざるを得ません。優秀な人材を輩出して来た大学とも思えない、実に情けない実態が明らかになりました。恐らく、そのことにも気が付いていないほど腐りきっているか、もしくは理化学研究所のように、組織全体で如何にしてこの疑惑を隠ぺいすることに、頭を巡らしているかのどちらかだと思います。
 
 私立の大学とは言え、少なからず国から補助金を受け取っている以上、納税者に正直に説明する責任があることを忘れないでいただきたいと思います。


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