産卵木の埋込み方

本文、画像:Jimmy


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好みに応じて産卵木を並べる

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産卵木の上にマットを被せる

 産卵木を並べ終わったら、次はその上にマットを被せて、産卵木を埋め込みます。マットの量は上図の画像を参考にしていただければ良いかと思いますが、完全に埋込むのでなく、2〜3割程度は表面に出してください。経験上、そのほうがよく産卵するような気がします。 

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成虫と餌(ゼリー等)を入れる

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飼育ルーム兼作業現場


 最後に、ペアリングする成虫と餌となるゼリーを入れて完成です。ゼリーが倒れないように、あるいは成虫が食べやすくなるように、餌皿なるものも市販されているようで、私も一時使用したことがありましたが、あまり効果があるとは思えなかったので今は使用していません。ゼリーをそのまま置いておくだけで十分かと思います。

よく、ゼリーがこぼれてマットについて腐敗し、コバエ等が発生するとの意見を聞きますし、実際、私もそう思います。よって、クワガタにできるだけ早く食べ尽くしてもらうようにすること、つまりムシにとっておいしいゼリーを与えることが、コバエの発生等を防ぐためにも適切なのではないかと思います。

 話が少しそれますが、私の場合、一日でゼリーをきれいに食べ尽くすような食欲旺盛なムシには、タンパク質入りのゼリーを交互に与えるようにしています。タンパク質入りゼリーは、特に腐敗が早いので、早く食べてくれるムシにしか与え難いのです。皆さんは、どのような餌のやり方をされているのでしょう! 是非また、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

 以下は、当方の経験によるオオクワガタとヒラタクワガタの飼育環境の違いです。ご参考にしていただければ幸いです。

1.ヒラタクワガタは、オオクワガタよりも湿度の高い環境を好むと考えられるので、産卵木を水に漬け込む時間を長めにするか、自然乾燥させる時間を短くしたほうか良い。

2.ヒラタクワガタは、オオクワガタよりも腐朽の進んだ柔らかめの朽ち木を好む傾向にある。

3.ヒラタクワガタは、マットにも産卵する。

4.ヒラタクワガタは、発酵(分解)の進んだマットに多く産卵する傾向が強い。

5.アンタエウスは、ヒラタクワガタとよく似た飼育環境を好む。


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