「 自信があるなら、理研に頼らずどこでも証明できるはず 」

Jimmy


 本日の理化学研究所(以下理研と略)の小保方さん(以下小保方と略)の記者会見を視聴していて、以下のような疑問と印象を持ちました。

 もし、STAP細胞を本当に作り出せる自信があるのなら、理研に固執せずとも世界各国どこの研究機関でもできるはずですし、存在を信じて疑わない研究機関があるのならば、必ず理研より良い待遇でお誘いがあるはずです。いわゆる、ヘッドハンティングと言うものです。

 実力がものをいう世界では、科学者でなくともヘッドハンティングは今や日本はもちろん世界の常識となっている訳ですから、いくらでもその受け皿はあると思われるにも関わらず、理研に残って研究を続けたいという考え方が理解できません。何か、理研でないと不都合なことでもあるのでしょうか。不思議で仕方ありません。

 今のところ、どこからもオファーが来ているとの情報も聞いたことがありません。素人考えでは、論文の撤回に反対しているハーバード大学のヴァカンティ教授の下で、研究するのが最も適していると考えるのですが、ハーバード大学からも来てほしいと言う噂を耳にしません。

 また、この3年間に200回以上STAP細胞の作製に成功しているそうですが、この人にして見れば、作成することは非常に容易いことだと思われます。しかし、自分にしかわからないコツがあるとも話していました。そのコツと言われる部分が特許に関係しており、公表できないのであればそのように釈明すればよいと思います。そして、当然だと思われますが、そのコツは論文共同執筆者であれば承知している事実と考えるのが常識です。

 ならば、理研として本当にSTAP細胞があるのか追試するのに1年間もかける必要はないはずであり、またそのように長引かせると税金の無駄遣いとして指摘を受けるだけで不利だと思います。一人の研究者が、たった3年間で200回以上も作製に成功したものを検証するのに、理研がどうして1年間もかかると言っているのか理解に苦しみます。

 この後、理研が不服申し立てにどう対処するのか、不服申し立て書を見たわけではないので、よくわかりませんが、常識的に判断するならば、却下するのが妥当だと思います。その後の懲戒委員会の結論にも興味がありますが、理研に負い目がなければ懲戒解雇もあり得ると思います。もし、小保方を理研に残すとする結論であれば、やはり外部に知られてはならない不正等を暴露されたくないと言った、闇の事情を知られているのでしょう。それは、きっと下世話な問題から不明瞭な組織運営、横領事件等にまで発展する可能性もあると思います。

 小保方も未だに自分が科学者の端くれだと自認しているようですが、STAP論文のねつ造問題に対する釈明会見に弁護士を連れてくるところで、すでに科学者失格だと思います。科学者であれば、科学的に改ざん、ねつ造と指摘された問題について、科学的に釈明を行わなければいけないにも関わらず、弁護士の力を頼るようでは、自ら自分はまがい物の自称科学者だということを世間に証明して見せたようなものです。30才にもなる大人として、これ以上恥ずかしいことはありません。

 結論として、最初にも申しましたように、STAP細胞の存在を信じている科学者、研究機関があれば、小保方をヘッドハンティングするでしょう。そうでなければ、ただの自称科学者として、常識ある一般人は誰も相手にしなくなるでしょう。(この特異な性格を持つ人物を利用して金儲けをたくらむ人以外。)

 きっと、これから理研と小保方の間で醜い争いが続いて行くのかも知れませんが、これ以上関心を払うのは、もうそろそろ終わりにしたいと思います。皆さんも自分の時間を大切にしてください。

 追記: ネット中継を見ていたら、有名な写真家で評論家でもある藤原新也氏が、白いスーツにサングラスと言う出で立ちで、向かって右側に陣取り、小保方に鋭い質問を投げかけておりましたが、形勢不利と見るや、隣の弁護士が小保方の回答を打ち切ったのが印象に残っております。

 理研が今回のSTAP細胞論文の発表によって、独立行政法人から特定国立研究開発法人に昇格し、研究費等もこれまでと桁違いに多く手に入れることができる予定だったのですが、STAP細胞疑惑によって、一時的に保留にされています。きっと、この問題が片付かない限り、昇格はないと思われますので、野依理事長以下、理研の幹部は早くこの目障りな問題を処理してしまいたいのだと思います。(研究費と言う名目の税金を、合法的にごっそりいただくため。)

 まとめる時間が短かったため、誤字脱字等、多々あると思いますが、ご容赦ください。 

以上です。
 


b-home3.gif (768 バイト) トップページへ