「朽ち木採集報告!
in なら」
Jimmy
平成11年2月12日、ヒラタ幼虫を狙って、今回は奈良まで朽ち木採集をしてきました。結果をご報告致します。 |
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ここは、以前から気になっていたポイントです。昨年夏には、ヒラタクワガタの♂を採集しているので、いつか朽ち木割りをしようと企んでおりました。 当日は、節分寒波に次ぐ寒波の襲来で雪が積もったため断念し、翌日に再挑戦することにしました。積もった雪も所々に残っていたのですが、それほど足場が悪くないと判断したため、私の保護者である嫁さんと2人で突入してきました。 夏場は踏み込むことが大変なところですが、さすがにこの季節は何の苦労もなくたどり着けることができます。 |
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なかなか良さそうな倒木があったので、早速削ってみたところ、食痕が出てきました。 「これは行けるぞ!」と確信したものの、その後は削っても削ってもなかなか見つけられませんでした。 「こっちの根本を掘ってみたら!」と言う嫁さんの指示に従い、倒木の根本を掘り起こしてみると、いきなり穴が空いて中にクワガタの幼虫が姿を現しました! 「おおっ! やった~!」とばかり、大喜びしつつも、デジカメで早速記念撮影し慎重に幼虫を取り出すことに成功! 今ひとつ、写りが良くなくて見難いと思いますが、終令で明らかにコクワとは雰囲気が違うように思います。木の根っこでもあることから、これはヒラタの可能性もあると思うのですが、いかがでしょうか?
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その後、倒木を裏返して土の中に埋まっていたところから、5頭ほど割り出しました。写真の個体は明らかに越冬体制に入っているようで、どう見てもコクワかと思うのですが、食痕が一直線に伸びでおり、かつ大きかったので、密かに期待しているところです! |
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今回、15頭を割り出した朽ち木です。左下に写っているピッケルと比較していただけると、おわかりかと思うのですが、直径30cmほどあるなかなか立派な倒木で、長さは6mほどありました。今回は、このうちの一部を持って帰りました。 |
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採集ポイントの遠景です。夏場になると、下草の覆われて立ち入るのが非常に困難になる場所ですが、洞らしき場所もあるため、ヒラタクワガタが生息していける環境は十分に残っていると思いました。ヒラタがいることを信じて、春になるまでにもう一度採集に行く予定にしております! |