「カブトムシ幼虫採集報告 in Kyoto 2012/11 」

Jimmy


 平成24年11月8日、カブトムシの幼虫を探しに、京都まで出かけてきましたので、その結果をご報告致します。

図1 14年前と変わらない、のどかな里山の風景

 
 平成11年以来、実に14年振りにやってきました。ここは、クワガタ採集をしていた時のお気に入りのポイントです。 今も典型的な里山の風景が広がっていて安心しました。景色をみているだけで、何か心が癒されるような気がします。

図2 採集ポイントに向かっている途中の風景


 平日と言うこともあって、誰とも会いませんでした。田んぼのあぜ道に流れている小川には、メダカも泳いでおりました。実に平和な風景です。しかし、心の中は「果たしてカブトムシの幼虫が見つけられるだろうか?」と不安な気持ちも同時に持ち合わせておりました。
 何しろ、昔の採集場所が見つけられるのかどうかも定かではありません。ここに来るまでの道中も、新しい道が開通したりしていて、運良く迷わずにだとりついたのが実情です。
 昔は、国土地理院の地形図を持ってポイントを探し回りましたが、その地図もどこかに無くしてしまって、頼るのは昔の記憶のみです。
 

図3 幼虫がいそうな場所を探索中

 
 何とか、昔の記憶をたどって、幼虫がいそうな場所を見つけ、地面を掘り返してみました。カブトムシの幼虫は、腐葉土の中で生活しており、幼虫の糞があると近くにいるはずなので、とにかく糞の混じった腐葉土のありそうな所を集中的に探してみました。

図4 シイタケ栽培に使用したホダ木の残骸


 斜面を利用した原木シイタケ栽培のホダ木が朽ちているところを見つけました。カブトムシは、私の知るところでは、腐朽したホダ木の中にも生息しているようなので、ホダ木もターゲットにして探索を続行しました。
 

図5 いました、いました。カブトムシの幼虫


  15分ほど、腐葉土を掘り返したりホダ木を崩したりしていると、ようやくカブトムシの幼虫を発見することができました。カブトムシのメスは、1箇所に産卵する性質を持っているので、一頭でも見つかれば、その近くに必ずたくさんの幼虫が生息しているはずです。
 14年ぶりの土掘りのため、開始20分ほどで、もう腰が痛くなってきました。前屈みの姿勢が良くないのだと思います。やはり歳には勝てません。日頃の運動不足も加わって、ヘトヘトになりました。 

図6 良い環境で大きく育っているようです。


  結局、1時間あまりの採集(途中で15分ほど休憩したので、実際は45分間)で、約52頭のカブトムシの幼虫を採集することができました。「52頭もどうやって飼育する気?」と言う声が聞こえてきそうです。確かに、成虫を52頭飼育するのは大変だと思いますが、幼虫は飼育マットの中に入れてやれば、来年の春まではじっとしているので、とりあえず問題は先送りして、ひとまず全部を飼育することに決めました。
 家内に見つかると、白い目でみられるのですが、カブトムシの幼虫の糞は、植物の肥料として役に立つので、少なくとも幼虫の間はこのまま飼育することができそうです。 
 
 14年振り(カブトムシの幼虫採集に限定すると、実に20年振り)の採集でした。
 クワガタを飼育している時は、もうほとんど気にも留めていませんでした。しかし、ヒラタは勿論、オオクワガタやコクワガタすらいなくなった今の自分にしてみれば、カブトムシの幼虫を飼育することも楽しくてなりません。
 次回は、ぜひコクワガタの幼虫を採集に行こうかと考えている今日この頃です。

 


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