新春能勢朽ち木採集報告（Jimmy）

「新春能勢朽ち木採集報告！」
Withテキサスさん迎撃オフミ

　
　午前１１時に現地集合するも、本日は残念ながら、朝から雨！　う～ん、誰だ一体雨男は．．．
しかし、私の知る限り、今回参加したメンバーの中で、前回雨が降った経験がありません。
とりあえず、近くのレストランで早めの昼御飯を食べて雨宿りしていると、昼過ぎになってようやく雨がやんだので、気合いを入れ直して準備を整えポイントに向かうことにしました。でも、ちょっと寒い！
（左から福ちゃん、菅野支部長、テキサスさん、Jimmy。撮影はＳＢさん）　

　ＳＢさんに連れて行ってもらった最初のポイントは、昨年の春にも訪れたことのある、川西市のとある場所。よって、正確には能勢ではないが、その隣町と考えていただければ間違いありません。
山に登り始めた頃のは完全に雨も止み、少しずつ青空も見え始めてきました。写真では確認し難いですが、この雑木林の中に、いわゆる台場クヌギが林立しています。遠目には見えないところが、今では数少なくなったポイントをかろうじて維持していると言えるかもしれません。

　
　現地に到着し、さっそく倒木に鉈を入れる福ちゃん、テキサスさん、私。「この木にはいないよ！」と素っ気なく支部長に言い切られながらも、つい削ってしまいました。
結果は支部長の予想通り、コクワ幼虫を数頭見つけただけ。気がつけば、みんな違う場所に移動したあとで、一人残った私は、近くに転がっている切り株をひっくり返してみたり、ひたすらオオクワならぬヒラタをねらいましたが、残念ながら痕跡すら発見出来ません。
倒木に腰を下ろして、持ってきたお茶を飲み、しばらくの間休憩タイムとなりました（＾＾；

　私が休憩している間も、他の４人はオオクワを狙って活動の真っ最中！
これはと思われる台場クヌギを削っていた支部長とテキサスさんは、ついにオオクワ幼虫を発見！慎重に取り出してみるとコクワのようでした。残念！
「う～ん、こんな木にコクワが入るとは贅沢だ」と言ったとか言わなかったとか！

　
　支部長とテキサスさんは新たに別の朽ち木を発見。削りやすいように二人がかりで倒してみたところ、根っこの部分からまたも幼虫を見つけました！
これはなかなか大きい幼虫だったので期待が持てましたが、後でＳＢさんに確認したところ、ヒラタかノコギリの幼虫であるとのこと。う～ん、うらやましい（＾＾；；

　
　大きな手で慎重に幼虫を取り出すテキサスさん。朽ち木採集の難しさは、幼虫を取り出すところにあると言えるかもしれません。最後の最後で幼虫をつぶしてしまうことも多々あるため、気が抜けない作業です。特に足場が悪いと大変！この日は雨上がりだったため、足下が滑って大変でした。

　最初のポイントでは不発に終わったため、次のポイントに全員で移動。今度の場所は山道を２０分近く歩かなくてはならないため大変です。現場は思った以上にササや雑草、灌木が生い茂り、木の枝を掴みながらでないと登れない険しい場所でしたが、みんなワイルドオオクワをゲットするために必死で登り続けました。
どちらかというと、オオクワよりヒラタ狙いの私は尾根筋より谷間に転がっている朽ち木の根元をピッケルでほじくり返すことに専念しましたが、結局コクワを４頭見つけただけに止まりました。
　その後はやはり、眺めの良い場所で倒木に腰を下ろし、熱いお茶を飲みながら大休止。
しばらくすると寒くなってきたので、先に山を下りることにしました。

　
　私が休んでいる間にも、黙々と鉈をふるい続けるテキサスさん。病に倒れている家族を残してまで東京から来ている立場上、一頭でもオオクワを確保しようと懸命です。
しかし、実際はオオクワよりも、ここで怪我をしたり、風邪を引いたら目も当てられないと言う気持ちでいっぱいだったそうです。鉈をふるう向こうにご家族の姿が見えたのかもしれません！

　
　よれは、同行した福ちゃんが採集した本日の戦果です。コクワの幼虫以外にネブトの幼虫をゲットしたものの、肝心のオオクワを確保できず、がっかりする福ちゃんでしたが、車で迎えに来ていただいたり、ポンチョを貸していただいたり、ほんとうに助かりました。福ちゃん、どうもありがとうございました！　いつか、必ず能勢でタコ取れを実現させましょうね！

　
　当初の目的である、オオクワをゲットすることは出来ませんでしたが、東京から貴重な時間を割いて来てくれたテキサスさんを交えて、よい採集オフミができたような気がします。
採集終了後、近くの焼き肉屋で残念会をした我々は、「今度こそオオクワをゲットするぞ」と、捲土重来を期して別れました。やはり、能勢と言えどもオオクワ採集は容易ではなさそうですが、宝探し的要素のある朽ち木割り採集は、なかなか楽しいものです。今後も、節度を守りながら、みんなでワイワイと続けて行こうと思います。

終わり