我が家のクワガタ部屋 2013

Jimmy


  2002年以来、12年振りに、我が家のクワガタ部屋をご紹介させていただきます。あれから実に、12年の歳月が経ってしまいました。既に、自分の部屋というものは無くなり、物置部屋の一角を利用して、クワ部屋に使っております。

 もともと、何もない状態で約4.5畳ほどの空間に、家内と私の洋服ダンスが入り、さらに衣装ケースが11個も積み重ねられた上に、雑用品が詰め込まれた段ボールが、5個ほど置かれています。残った空間を、使わせていただいていると言う、空間的なだけでなく、肩身も狭い思いをしております。
 
 そのような逆境にも耐えながら、クワガタ飼育熱が再燃し、止めることができませんでした。そして、現実はこの写真にあるような状態になっております。

図1 2013年のクワガタ部屋の中心部分

 
 机の下にも、もちろん幼虫、成虫が置かれています。飼育ケースは、大半を捨ててしまいましたので、新たに100円ショップで、それに使えそうな容器を大量に購入してきました。飼育している虫のほぼ90%は、ヤフオクで購入したものです。残りの10%は、自力で採集してきたコクワガタと思われる幼虫という図式になっております。

図2 机の下にも幼虫や成虫が混在して置かれています。


 これは、国産オオクワガタの幼虫です。フジコンで購入してきた個体とヤフオクで購入した個体です。菌糸カップは、既製品を購入したものと、菌糸ブロックを崩して詰め替えた自家製のものを使用しています。菌糸の種類ですが、カワラタケとヒラタケを混在して飼育しています。特に理由はありません。この菌糸カップで成長した幼虫は、オオヒラタケの菌糸ボトルや菌糸ビンにいれられています。幼虫に取っては、食するエサがコロコロ変わって、本当に災難だと思います。
 

図3 菌糸カップに入った、国産オオクワガタの幼虫

 
 洋服タンスと壁の間の空間を利用した場所に、プラスチックのケースを置き、国産、外国産オオクワガタのメスを入れて、産卵用置き場としています。全景がお見せできなくて申し訳ないのですが、写真に写っているケースが置かれている台は、自作しました。この台の下には、いわゆる中ケースに入った外国産オオクワガタ(ジャワ産パリーオオクワガタ)のペアを飼育しています。

 昔は、大ケースに産卵木をたくさん入れ、できるだけ幼虫を多く産ませたいと思っておりましたが、運良く数多く生まれたとしても、後で困るのは自分なので、できるだけ飼育ケースは小さいものにしようと考えています。今使用している中ケースも、まだ大きいぐらいで、小ケースに、産卵木を1〜2本ほど入れれば、十分と考えています。

図4 オオクワガタの成虫(メス)が入ったケース


 これは、机や簡単な本棚を含めた室内のほぼ全景です。これ以外には、先ほどもご説明させていただいたように、洋服タンスや衣装ケース、段ボール箱などで埋め尽くされております。
 

図5 机や本棚を含めた、雑然とする室内の風景


  ネットのアクセス現場は、このようになっております。今では、既製品のパソコンを購入した方が安く付くので、その件についても熟慮しました。しかも、部品を買いにわざわざ日本橋まで出向くなんて、本当にバカバカしい限りで、私の友人にもそのような人は一人もいなくなりました。大阪の日本橋は、今や電器街でなく、オタクの店が軒を連ねる萌えの街と変貌しました。

 幸い、パソコンの部品はネット通販でいくらでも購入できるのですが、私のようにケースにも入れない適当な人間は、場所ばかり取って何のメリットもない環境であるのにも関わらず、相変わらず新規性のない行為を繰り返しております。

図6 上がWindowsXPパソコン(2006年製)で、下がWindows7パソコン(2012年製)です。


  以上のように、私のクワガタ飼育部屋は、ネットへのアクセス現場も兼ねており、恐るべきことには、机の上でキーボードとマウスを操作するだけでなく、成虫や幼虫のエサ替え時の作業台にもなっております。

 12年前と大きく変わったのは、実家での飼育がなくなったことです。父が亡くなり、母も老人ホームに入った現在、実家は空き家状態になっておりまして、クワガタの飼育材料が置かれている倉庫のようになっています。

 取られるべき財産は何もないので、定期的に訪問して父の冥福を祈るため、線香の一本も立てて、罰が当たらないように過ごしている今日この頃です。

 


追記:

 そう言えば飼育材料を保管しているところのご紹介ができておりませんでした。飼育材料は、すべて床下に保管しております。 最近では、菌糸ボトルに入れ替えたオオクワガタの幼虫なども、床下に保管しております。5月現在、平均18度ほどを保っているようです。むしに取っては、静かで良い環境ではないかと自負しております。

 幼虫を保管している状況は、また機会がありましたら、ご紹介させて頂きます。

 

 

図7 産卵木や菌糸ボトルを保管している床下です。


 床下の高さは、約45cmほどなので、匍匐前進しながら、奥の方へ進んで行きます。最初の頃は、給排水管等も土間コンクリートの上に敷設してあるため、引っかけないように進むのが難しかったのですが、そこはさすがに慣れというものは恐ろしいもので、今では簡単に飼育材料が保管してある目的地?まで、スムーズにたどり着くことができるようになりました。もちろん、後退も、反転もできます。
 

図8 椎茸栽培農家からもらってきた、雑菌の多い質の低い産卵木。


 床下を匍っていると、クワガタの幼虫になった気分が味わえます。ただし、閉所恐怖症の人は、さすがに無理だと思います。

 今、何が一番大変なことかというと、床下で産卵木や発酵マットの種類を見分けて、どれが良いか見定めることです。懐中電灯の明かりを頼りに、できるだけ昼間に潜るようにしていますが、いつもそうは行かず、どうしても夜中になってしまうことも良くあります。

 夜は、さらに見にくくなるので、産卵木の質によって、置き場所を変えるようにして、堅めの材は、この辺り、柔らかめの材はこちらの辺りにあるように、位置決めするようにしています。また、産卵木を購入したお店が、一目で分かるようにもしています。
 

図 9 ゼリー(なぜかフジコンが多い)もバルクケースで購入し、準備はできております。


 成虫の餌ゼリーは、12年前からずいぶん進歩したようで、容器の底が浅く、直径が広くなって、オスにも食べやすく工夫されているものもあり、感心しました。また、種類も豊富なので、どのゼリーを使えば良いのか、現在テスト中です。
 


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