飼育材料(幼虫編)

菌糸ビン自作方法ワンポイントアドバイス

ヒラタの鉄人氏による、自作菌糸ビン作成方法のアドバイスです!

 小生は、菌糸ビンをいろいろ自作してますが、とりあえず、コクワ用とかヒラタ用・・・等に分けては作った事はありません。ただ、培地として大きく2通りの方法で作成しており、生オガコ(クヌギ、ぶな、エノキ)か、朽ち木(割り出し後の産卵材をミキサーで砕いたものや、天然のクヌギ朽ち木材等を粉砕したもの、ジャンボクヌギマット等の市販のマット等)等で作成してます。

 で、問題は添加剤ですが、フスマ、小麦粉を第一条件として、それにロイヤルゼリーやエビオス錠他を加えてみたり、みなかったり。それと、種菌もヒラタケとオオヒラタケの2種類用意して、植菌しております。今までの実験でわかったことは、

 生オガコベースだと、添加剤を加えないと、まず菌糸が廻りません。朽ち木ベースだと菌糸は廻りました。

 それと、植菌して(培地表面に種菌を乗せる)から成功した場合、上から・・・しばらくして底から菌糸が伸びてきますが、少しでも青かびが出始めたら、まずパーになります。ただ、例外として、青かびが発生しても、菌糸が強いと、青かびもやがて消える事がありました。

 失敗した(青かびビンと呼んでます)ものは、そのまま野外で採集した幼虫やヒラタ幼虫等を入れております。今の所、青かびで幼虫が☆になるような事は無いような気がします。

 一昨年から効果を試してますが、クヌギベース(生オガコ)で作成した菌糸ビンで飼育したオオヒラタは、軒並み80mmオーバーでした。♀も、50mm(スマトラ、パラワン等)が出ました。

 ただのマット飼育よりはるかに効果は出ております。菌糸ビンを作成するにあたって、特に気を遣うのは、水分の量です。これによって、菌糸の廻り具合もそうですが、多いとビンの底に水が溜まったりしますし(羽化不全の原因になります)・・・・かといって少ないと、まず菌糸が廻りません。

 長くなりましたが、小生もいろいろ試行錯誤しながら、かつ楽しんで作成しております。また面白い方法を考え付いたら、ご報告致します。

ではでは!


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