「利根川(群馬)産ヒラタ採集報告!」
『とるんべぇ日記』
H-Kajitsuka


 昨年より第2マンデーということで、今日14日〔月〕が成人の日となった。とりわけ祝ってあげる成人もいないので、群馬県の南部にある某利根川の柳の群集地域へ平成14年度第1回の材割採集に出かける。(同行者は写真Aの大場さん)

 前回より、ある方のWebページを参考に始めた、柳の根(根以外でも、地中の部分がある材なら柳以外でもOK?)に越冬するヒラタクワガタの採集に期待を膨らませる。

(前回は♂1、♀2であった)(^◇^)ノ;ワクワク 

takasaki_01.jpg (50667 バイト)

 

 最初に目を付けたのが、左の立ち枯れである。下手な写真で見づらいのだが、地中部分がかなり埋まっている。

地上部はカラカラに乾いてはいるものの,例によって10cmも掘れば地中部は湿っぽく朽ちている。

早速削り始めると、蟻の巣の洗礼を受ける。

勝手な見解として、「越冬するヒラタクワガタは蟻の巣とほとんど同居している」と思っているため、期待大であったが、残念ながらこの木にはヒラタクワガタは居らずコクワガタの幼虫しかいなかった。

同じような立ち枯れを見つけ、まずスコップで掘り起こす。30センチ位か?

 takasaki_02.jpg (6996 バイト) 「ムムムムムム…!!!!!!!!」

 まさにニンマリの一瞬であった。
約30mmのメスにしては中型がポロッと転がり出る。

 シャベルの先端部が蛹室ギリギリだったのであろう。もう少し浅かったらと思うと、冷や汗タラリである。

 って、写真がボケてる〜!!

「オスもいるはず!」
(前回も一つの材に♂1、♀2がいた。ア〜羨ましき一夫多妻の世界……)
ますます力が入ろうかという瞬間であった。
「ムムムムムム…!!!!!!!!」
「出っ、出た〜〜!!!!」

takasaki_03.jpg (10987 バイト)

写真Cのこれも中型ではあるが、光沢のある見事なオス約40mmが姿を現わす。


本日絶好調!


何度拝んでも、このツヤが最高〜!(^^)

でも、何で、いつも怒ってるんですか?ヒラタ君!!


 更にこの材で、写真Dの幼虫(ヒラタクワガタの3令虫と勝手に判断)をGET!
takasaki_04.jpg (9232 バイト) 同様の幼虫を4匹GETする。


丸まっててサイズがわからん〜
こりゃ、春になったらヒラタクワガタだらけに・・・


知らず知らずのうちに、ヨダレが・・・(ジュルルル・・・)

 でも、こいつの何処を見たら種類と性別がわかるのであろうか?
釣りと同じで、成虫になるまでわからないという方がいいかもしれない。という反面、羽化したのが小さなコクワガタだったらと思うと、「こりゃ、勉強せなアカン」と痛感する。

(後日、クワガタワールド店長さんに、「ヒラタの顔にはブツブツがある」とアドバイスをいただく。)。。。。。。。。。でも???

 それにしても、真冬の河川敷はホコリが凄い!あっという間に真っ白け。(泣)

 時間の過ぎるのも忘れ、一日没頭してしまった。途中、猟犬と散弾銃を持ったオジサンが「何やってんだい?」と声をかけてくる。雉(キジ)を撃ちにきているとの事、間違って撃たないでくれヨナ〜!!m(_ _)m


 結局、この日の収穫は以下の写真のとおり(材まで入ってて、見づらいが……)
ヒラタクワガタ成虫♂3、♀2。不明幼虫(ヒラタクワガタにしておこう)♂♀不明4。それと、「写真の勉強もした方がいいネ!特に接写の!」とは、家内の談。

takasaki_05.jpg (40979 バイト)

次回にも、こうご期待!!(^◆^)ノ

因みに、柳を我が家の庭に3本もらってしまいました。
名付けて

「我が家の庭の柳の根でヒラタクワガタを越冬させたいプロジェクト」

スタートです。


注:「べぇ」は群馬県の方言です。

  平成14年1月14日(月)


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