「ダイアモンドの替え歌 黒いダイアモンド 」

作詞: 塚脇智成 様 

本文: Jimmy


 始めに:

 このコンテンツの内容につきましては、有限会社 むし社のBE-KUWA編集部 広告担当: 中村裕之様より、塚脇智成先生にご連絡を取っていただき、快諾を得ることができました。 この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。

 なお、このコンテンツの内容(替え歌を含む)について、全責任は当方にあり、むし社様、塚脇智成先生には、一切の責任がないことをお伝え致します。

  昨年(2012年)は、伝説の女性ロックグループ「プリンセス プリンセス」が16年振りに一年限りで再結成され、往年のファンである私にとって、うれしい一年でありました。大晦日の紅白歌合戦で歌われた「ダイアモンド」は、本当に感動して涙が出て止まりませんでした。きっと、同じ想いで見ておられた方も数多くおられるのではないでしょうか。

 まだまだ、もっと活動を続けて欲しい気がします。かのローリングストーンズも、結成50年にして、まだ活動を続けております。プリンセス プリンセスのメンバーが、おばあさんになるまで、見届けたい気分で一杯です。

 ところで、紅白歌合戦でも歌われた「ダイアモンド」を聞いて、古い記憶の彼方から思い出したことがありました。それは、皆さんもよくご存じの「月刊むし」と言う雑誌の1991年6月号に、「ダイアモンド」の替え歌が掲載されているのを、思い出したのです。もう、十年以上開いていない雑誌をめくると、28ページに、まさにその替え歌が載っているのを、見つけ出した次第です。

 作詞は、高等学校の先生でいらっしゃる塚脇智成先生です。もう20年以上も前に書かれた詩を、ぜひ皆さんに知って頂きたいと思い、掲載させていただきます。大変よく出来た歌詞なので、是非皆さんも記憶に留めていただきたく思います。

 そして、採集の際には、心の中で口ずさんでください。

 題名: 黒いダイアモンド (プリンセス プリンセスのダイアモンドの替え歌)

 冷たい真冬に 車を飛ばして うろつく明野の林

 好きな虫を見てるだけ 悪いことしてないよ

 ナタを振りまわし 山をとびまわれ 台木の前にくぎづけ

 虫の図鑑じゃわからない 景色がみたい

 虫を採った瞬間の 胸の鼓動を焼きつけろ

 それは素敵なコレクション もっともっと並べたい

 ねむたくっても 嫌われても 年をとっても やめられない

 ダイアモンドだね ああ いくつかのラベル

 ああ うまく言えないけれど 宝物だよ

 あのとき感じた ああ 予感は本物

 ああ 今 私を動かしている そんな気持ち

 

 いくつも並べて 展足覚えて 採集うまくなったけど

 初めての場所行くときには いつもふるえる

 幼虫の山 埋もれもがいても まだ死ぬわけにはいかない

 欲張りなのは生まれつき 成虫はこれから

 ビンにつめた幼虫を 蛹化させてながめたい

 コインなんかじゃ売らない 何をくれてもあげない

 ホダ木をくだき ミキサーまわし 大歯型 羽化させるぞ

 ダイアモンドだね ああ いくつかのラベル

 ああ うまく言えないけれど 宝物だよ

 あのとき感じた ああ 予感は本物

 ああ 今 私を動かしている そんな気持ち

 何にも知らない ああ 子供にもどって

 ああ 採りなおしたい虫も たまにあるけど

 あの時感じた ああ気持ちは本物

 ああ 今 私を動かすのは クワガタムシ

 作詞: 塚脇智成先生
 


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