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6月25日

 約2週間振りの日記である。
いつもながら、長続きしないで恥ずかしい限りだが、ここ2週間は公私ともにほんとに忙しくて、どうしようもなかった。
「継続は力なり!」
どこかで聞いたことのあるフレーズだが、この言葉を信じて今後も日記帳を更新し続けて行きたいと思う。
しかしながら、日記に力がついたとしても、どうなるものでもないが.....

 ところで、ここ数週間は羽化ラッシュで、蛹化羽化便りの更新も追いつかない。
果たして、みなさんのところはいかがなものだろうか! だいたい、同じような状況だと思われるが、すでに飼育容器のふたに穴をあけて逃げ出しているメスも出てきた。オオクワなら識別できるので、救出し甲斐があるのだが、ことヒラタになるとほとんど区別がつかないので、敢えて捜索しないことにしている。

 ヒラタにとっては気の毒なことだと思うけれども、こればかりはどうしようもない。種別がわからないものを飼育し続ける余力は、もはや残されてはいないからだ。今は一頭でもそのような犠牲者!?が出ないよう、片っ端から飼育容器を取り出してチェックをし始めている。

 さて、この季節で昨年と変わったことといえば、ペアリングケースの数を減らしたことと、産卵木を不用意!?に入れなくなったことかと思う。
昨年までは次から次へとペアリングし、産卵木も交換し続けていた結果、自分で自分の首を絞めることになったのだが、今年はその苦い経験を生かして、事前に制御をかけるようにしている。
特に、超普通種となってしまったサキシマヒラタ、ツシマヒラタについては、1ペアのみのペアリングを厳守することにした。
丈夫な種については、1種につき10頭ほど幼虫が取れれば、累代は可能かと想定しているのであるが、どのように思われるであろうか?

いろんな想像を巡らせながらも、果たして例年通り幼虫が取れるのか、不安な毎日を送っているのが実体である。

7月 2日

 いよいよ7月だ! まさに、採集シーズンたけなわと言った感じがするけれども、幸か不幸か今年は未だに一度も樹液採集に出かけていない。(ただし、放虫に二度ほど出かけてはいる。)

 確かに、採集に行く時間が0ではないので、行く気になれば行けるのであるが、昨年は採集に加えて社内ソフトボール大会出場など、飼育以外に体力を消耗するイベントを繰り返した結果、シーズン最盛期にして倒れ、入院すると言う失態を引き起こしてしまった。

 今年、また同じことを繰り返しては、誰も同情してくれないばかりか、それこそクワ飼育などやめろと社内外から声が聞こえていきそうである。よって、なんとしてでも健康を維持しなければならない。(少し大げさ!)
そんな理由により、今年はソフトボールはもちろんもこと、採集も自制していると言うのが実状だ。

 それどころか、すでに自宅と実家で羽化しつつある成虫の面倒をみることだけで大忙し状態に入りつつある。まったくもって、採集などど言う贅沢な行為に出ようものなら、7月に入ったことでもあるし、空から天罰が下るであろう。

 蛹化、羽化情報もすっかりデータ更新が追いつかなくなってしまった。仕方がないので、近いうちに羽化結果を報告して、終了と言うことにしたい。

 ところで、今週は嫁さんが息子を連れて奈良の実家に里帰りしている。と言っても、別に喧嘩をしたわけでなく、骨休めと親孝行を兼ねたイベントなのであるが、ちょうどよい機会なので、当方も実家へ飼育環境の大整理を兼ねて里帰りすることにした。

 とは言え、これが災いの元というか、目の前にクワがいっぱいいる環境に身を置くと、何かしたくて仕方がなくなってしまう。これは、おそらくクワガタ飼育依存症という中毒レベルの問題かもしれない。とにかく、じっと休んでいられないのである。

 最初はおきまりの餌交換に始まり、古くなった飼育マットの交換や、成虫をビンからケースに移し替える作業、さらにはコバエを掃除機で吸い取ったり、汚れたビンやケースを洗浄する作業、極めつけは成虫のサイズの計測、ホームページ作成用画像の撮影まで、一時も休むことなく何かをしていなければ落ち着かない。おかげで毎日寝るのが午前2時を過ぎてしまう。

 自宅でも同じようなことを繰り返していることを含めて考えると、「これではやはり体力が持たないのも当然かなあ!」と、ふと考え込む時もあるが、それでも止められない。まさに、中毒そのものだ。これでは、採集に行かずとも病気になってしまうかも知れない。

心配の種は尽きないが、そう言いながらも明日は何をしようかと、仕事をしながらも、つい考えてしまう今日この頃である。
  

7月12日

ふ〜、疲れた〜!
と、いきなり情けない書き出しになってしまったが、正直な感想でもある!
もちろん、クワ飼育が原因といえなくもないが、昨年より大幅に飼育数は減少しているし、さらにせっせと里子にも出しまくっているので、春先から比べれば150頭、あるいはそれ以上は減ったと思う。

しかしながら、この忙しさはなんであろう! おかげで、ホームページの更新もままならないどころか、掲示板のコメントもつけられない。つけられないどころか、掲示板自体を見る間がない。

これには大きく分けて、二つの原因がある。

 一つは、会社の仕事(雑用)が増え、閑にまかせて掲示板を見ることができなくなったことだ。 閑にしているのを見破られたというか、6月以降急速に忙しい日々が続くようになってしまった。これは、致命的だが仕方がない!

 もう一つは、自宅でホームページのコンテンツ作成ができなくなったことだ。
これは、自宅でも仕事をしていて忙しいのではなく、3歳になった息子にパソコンを占領!?されてしまい、使おうとするとすぐに横取りされてしまうのが大きな原因となっている。

 おまけに、親に似て夜更かし癖のある息子は、午前0時ごろまで平気で起きている。(夕方に寝るからだ! クソ〜! 寝るな)
おかげで、自宅でパソコンに触れる時間がほとんどない。

 日付が変わったころからパソコンを使えても、せいぜいメールを読むのが精一杯で、満足に返事も書けないのが現実である。(申し訳ございません)
 おかげで、最近のメールの書き出しが、「いつものことながら、お返事が遅くなり申し訳ありません」に定着してしまった。
 心苦しくて、申し訳ないのであるが、どうかこのような現状をお察しいただき、平にご容赦いただきたく思う。
 
 今のところ、自宅でメールを確認し、そのメールを会社に転送して、会社から返事を出すようにしている。このような状態なので、ホームページの更新が遅々として進まないのである。この日記ですら、前回から10日も経過している。

こんなヘトヘト状態に輪をかけるように、近所の子供に配るカブトムシの分別作業をしなければならなくなった。と言うのも、実家で飼育していたカブトムシ(もちろん純国産カブト)が一斉に活動を開始したため、早く配布しないと過密状態で死んでしまうからだ。それでも、すでに10頭以上の犠牲が出ている。

10日は、朝からクワ飼育に加え、この仕分け作業をした。おかげで腰が痛くてたまらない。トータルで20ペア近くを13日に配る予定だが、とにかくそれまで1頭でもよいから生き延びて欲しいと思うとともに、来年は勘弁してもらおうかと弱気になる今日この頃である。

 
 
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近所の需要があって、止めるに止められないカブトムシの飼育

 

 


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