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2014年
7月31日
 自宅で飼育しているクワガタムシの中で、圧倒的に多いのが国産オオクワガタでありまして、ヒラタクワガタは全体の1割ほどしかおりません。なぜそのような構成比率になったかと申しますと、下記の画像にもみられるように、国産オオクワガタは性格が温厚でおとなしいため、狭い飼育ケースにペアにして飼育しても、オスがメスを挟み殺すような事故は起こりにくいのですが、ヒラタクワガタは、国産、外国産を問わず性格が荒く、オスがメスを挟み殺すことなど日常茶飯事です。

 よって、ペアリングさせたまま飼育を続けると、オオクワガタは増え続け、ヒラタクワガタはどんどん減り続けるために、このような現象が起きてくるわけです。もちろん、中には例外もあって気の荒いオオクワガタや、温厚なヒラタクワガタもたまにはいますが、本当に稀です。

 なので、累代飼育を続けていると、気の荒いヒラタクワガタより温厚なオオクワガタの姿を見るだけで、何か癒された気分になります。しかし、オオクワガタだけ飼育していても、やはり何か物足りないのも事実であって、気性の激しいヒラタクワガタも合わせて両方飼育することで、バランスが取れているような気が致します。
  
とても仲の良い佐賀県産オオクワガタご夫婦
   
2014年
7月23日
 
 河川敷で採って来たカブトムシの幼虫が羽化して、衣装ケースの中で元気に飛び回っております。これらの幼虫は、クワガタの朽木採集時にたまたま採れたのですが、室外で飼育していたため雨が浸み込んで水没し、何頭も死なせてしまった個体の生き残りです。

 羽化してから、既に2週間ほど経ち、オスメス合わせて6頭ほど既に死んでしまいましたが、かろうじて9頭ほど今も元気に生き残っておりました。せっかく、苦労して河川敷から採集して来たのですから、もう少し大切に育てるべきであったと、今頃後悔しております。残ったメスは2頭しかいませんので、累代出来るか微妙なところでしょうか。

 6月末から7月上旬にかけて、いろんな出来事があったため、クワガタムシも含めて、飼育が疎かになったせいで、このような状態になったので、自業自得なのですが、いつもながら用事のできるタイミングがあまりにも悪すぎました。

 今年はまだ春以来、一度も河川敷採集に出かけておりません。と言うよりも自宅で飼育しているクワガタムシの数が多すぎて、とても採集に出かける時間も心の余裕もないのが現状で、毎度ながらギブアップ寸前と言ったところです。皆さんも飼い過ぎにはくれぐれもご用心ください。


河川敷産カブトムシ成虫
オスがやたらと多いです
日本のカブトムシもなかなか立派だと思います。
 
  
2014年
7月13日
 昨日は大変悲しい、ショックな出来事がありました。ここ数週間の間、プライベートで忙しいこと(大げさに言うと、将来の人生を左右すること)があり、その対応に追われていたため、数週間前に孵化したオオクワガタ、ヒラタクワガタの幼虫の世話を怠っておりました。世話と言っても、成長度合いを観察し、環境が悪ければ手直しすると言った簡単な事ではあるのですが、それすらも忘れるぐらいに機微な出来事があり、その対応に神経をすり減らしていたため、ちょっとした観察すら余裕のない状況だったのです。

 結果はどうであれ、ひとまず面倒な出来事は一時収束したのとほぼ同時期に産まれたオオクワガタ、ヒラタクワガタ幼虫のことを思い出し、その様子を観察して見たところ、何と幼虫を埋め込んでいるマットが乾燥し、水分が抜けてしまいパサパサの状態になっておりました。

 「しまった、これは不味い」と思い、悪い予感がしつつ、幼虫を入れているプリンカップをひとつづつマットごとひっくり返してみたところ、幼虫が跡形もなく消え去っているのです。その数、何と38頭。これは、現時点で全体の約6割を占める数であり、しかも個人的に大切にしている兵庫県上阿古谷産と、岐阜県養老産、それに大阪府河川敷産でした。

 昨日は、その後始末をしながら、非常にむなしい気分で過ごしたのは言うまでもありません。悪いことは重なるものですね。
 
2014年
7月10日
  昨日、オオクワガタ、ヒラタクワガタのメスに逃げられ放題だとお伝えさせていただきましたが、一つ追加で言い忘れたことがありました。オオクワガタのメスは飛ぶと言うことを確信しました。

 と言うのも、下の写真にもあるように、オオクワガタのメスを入れておいたプリンカップに穴を空けられ逃げられたのですが、最初に発見した時は、まだオオクワガタは空けた穴に身体を挟まれた状態で、もがいていました。何とも滑稽な姿でしたが、逃げられる前に気が付いてよかったと思い、空けられた穴にガムテープでフタをして、再度逃げられても良いように、プリンカップ全体を、プラスチック製のごみ箱に入れておいたのです。このゴミ箱は、よく室内で使用されるごく一般的なもので、深さは30cm、直径は15cmほどあるものなので、万が一オオクワガタが再びプリンカップに穴を空けて脱走したとしても、このゴミ箱からはさすがに逃げることが出来ないだろうと考えていました。ゴミ箱の表面は滑らかなプラスチックでできているため、オオクワガタとは言え、登れないと思ったからです。

 ところが、翌日になってゴミ箱を覗いてみると、何とガムテープで補強した穴が再び破られており、プリンカップから逃走された上、その姿がどこにも見当たらないのです。まさか、ゴミ箱の壁面を登ったとも思えず、どう考えてみても、これはオオクワガタのメスが飛んで逃げたとしか考えられません。

 これまでも、野外ではオオクワガタは飛ぶと言うことを昔聞いたことがありましたが、もちろん飛んでいるところを見たことなど一度もありません。なので、本当に飛ぶのだろうかと疑問に思って半信半疑でありましたが、先日自宅で起こった件を冷静に振り返ってみると、明らかに飛んだとしか思えないのです。もちろん、夜中ですので室内の照明は消しているため、ほとんど真っ暗な状態でした。なので、光に反応して飛んだわけでもなく、あくまでも逃げ出すための行動として飛んだのだと考えています。

 こんな状況ですので、飼育部屋にしている納戸自体が、まさに大きなクワガタ飼育ケースと化しております。つまり、私はクワガタ飼育ケースの中でパソコンを使ったりインターネットをしたりしている訳です。昨日の夜も、午前1時頃納戸に入ったところ、パソコンのキーボード上にオオクワガタのメスがウロウロ歩いておりました。このような状況がいつまで続くのか。自分でもさっぱり予想がつきません。
 
 
オオクワガタのメスに空けられた逃走用の穴(1)
2014年
7月10日
  ワールドカップに気を取られすぎていて、クワガタの世話を少し疎かにしていたせいか、成虫に逃げられまくっております。幸い、オスには逃げられていないものの、オオクワガタ、ヒラタクワガタのメスにはやられっ放しで、いったい何頭逃げたのか、正確な数は今もって不明です。

 最も、市販のしっかりした飼育ケースにさえ入れていれば、逃げられることはなかったのですが、飼育ケースが高価なことと、場所を取る等の理由で、100円ショップで購入している小さなブラスチック容器や、少し大きめの
プリンカップに入れて飼育しているため、メスの顎力には到底勝てず、簡単に穴を開けられてしまっているのが現状です。

 特に、エサが無くなった成虫が率先して逃げ出すようで、出来るだけエサを切らさないようにしているつもりですが、飼育数が多すぎるのか、毎週一度のエサ交換すら滞ってしまう時があり、このような事態に陥っております。
 そこで、いろいろと思案を重ねた結果、以下のことが解って来ました。プラスチックの中でも、ポリプロピレン樹脂は、比較的堅くてさすがにメスの鋭い大顎をもってしても穴を開けることが出来ないようですが、ポリエチレン樹脂は柔らかいので、多少の厚みがあったとしても、簡単に(恐らく数時間程度)穴を開けられてしまうようです。

 100円ショップで良く売られている食品保存用のケースは、容器本体はポリプロピレン樹脂でできており、フタの部分は開けやすくするように、柔らかいポリエチレン樹脂でできているものが多いことも、調べていくうちに解りました。そこで、様々な食品保存用ケースを物色したところ、フタの部分もポリプロピレン樹脂でできているケースがあるものを発見。早速購入して試してみたところ、まだそれほど時間が経っていないので断定することは出来ませんが、今のところ穴を開けられて逃げられた形跡は一つもありません。

 このケースは3個入りで100円(税別)なので、金欠の私でも何とか入手し続けることはできます。当分の間は、このケースを使ってメスのクワガタを飼育しようと思っております。
 
オオクワガタのメスに空けられた逃走用の穴(1)
オオクワガタのメスに空けられた逃走用の穴(2)

 


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