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2014年
6月10日
 3週間ぶりの日記帳です。ここしばらくの間、クワガタ飼育に追いまくられていることに加え、仕事の方も色々とあって、日記帳すらかけませんでした。恐らくこの状況は今がピークで、もうしばらくすると落ち着いてくると思います。
 そして、いよいよ待ちに待ったワールドカップが始まります!先日より、新聞やネットでTV中継放送予定を眺めながら、どの試合を生中継で見ようかと迷う日々が続いている今日この頃ですが、皆さんもクワガタ飼育に忙しい時期だとは思いますけれども、どうかこの一か月間は4年に一度しかないお祭りにもぜひご注目ください。

 私はサッカーのことには詳しくないので、ただの自称フーリガンと思っておりますが、やはり日本戦のことが最も気にかかります。テレビでも、事前に戦力分析や勝敗を予想する番組が数多く放送されており、そのほとんどを見尽くしました(本当に忙しいのか怪しいですね!)が、やはり泣いても笑っても、日本がグループリーグを突破して決勝トーナメントに進むには、初戦のコートジボワール戦で勝つこと、最悪でも引き分けることだと思います。

 そのためには、先日のザンビアとの強化試合のような先取点を取られるような試合をしては、まず99%勝てないと考えております。少なくとも、前半は攻撃を控えてでも守備を固めて0点で後半に折り返さないと、もはや勝敗は前半で決したも同然です。日本が勝つとすれば、後半の30分前後に得点し、そのまま逃げ切るぐらいしか、勝ち目がないように思われます。 

 もし、先取点を取られるようなことがあれば、日本のブラジル大会は終わったも同然ではないでしょうか。もう負けられない状況で、格上のギリシャやコロンビアに勝てるとは、とても考えられません。
 希望的観測ですが、日本がグループリーグを突破するには、1勝1敗1分けの勝ち点4で、あとは得失点差に望みを繋ぐしかなさそうに思うのですが、いかがでしょうか。そのためにも、日本が属するC組は、混戦になることを期待したいです。

 コートジボワール戦に先立って、コロンビア対ギリシャ戦がありますが、この試合も見逃せないと言うか、コロンビアが勝つか引き分けて欲しいと願っているところで、見逃すわけにはいかないと思っております。ギリシャが勝つようなことがあれば、日本は非常に苦しくなり、引き分けも許されなくなることは確実だと思います。

 6月15日の午後12時には、渋谷駅前が群衆で埋め尽くされ、DJポリスが手におえないほどのお祭り騒ぎをして欲しいと心より願っております。
 
2014年
5月21日
 まだ5月の半ば過ぎと言うのに、すでにクワガタ飼育に忙殺されている日々を送っております。 先日も、昨年の秋に羽化した大阪府能勢町上阿古谷産オオクワガタの産卵木を、試しに割り出して見たところ、予想に反して29頭もの初令幼虫が見つかりました。例によって産卵木は一本だけです。
 
 プリンカップに一頭ずつ仕分けするだけでも、約1時間半ほどかかりました。2〜3ミリほどの幼虫を傷つけずに産卵木から割り出すのは、なかなか集中力が必要とするので、精神修養には良いのではないでしょうか。と、くだらない冗談はさておき、すでにこの他にも滋賀県養老町産オオクワガタの産卵木の割り出しをする時期が、外観を見ると迫って来ているようで、飼育容器の底には3頭ほど幼虫が見えました。
 
 産卵木の割り出しと同時に、成虫のエサ替えも必要である上、現在終令状態で、そろそろ前蛹状態になろうとしている幼虫の羽化状況も随時観察しなければいけない(これは、床下に潜らなければ解らないため、非常に重労働を強いられます。)ため、最も忙しい季節なのかもしれません。
 
 ご報告が遅れておりますが、昨年河川敷で採集して来たヒラタクワガタについては、ペアリングの結果、現在7頭産まれていることを確認しております。しかし、オオクワガタと違い、やはりヒラタクワガタは気が荒く、数頭しかいないメスの1頭をあっという間に挟み殺されてしまいました。 また随時、状況をご報告させていただきます。

上阿古谷産オオクワガタ幼虫29頭孵化


プリンカップに入れた幼虫の拡大写真
(よく分かりませんね!)
2014年
5月19日
 いよいよ、ホームページの更新も事前のご報告通り、遅延して参りました。今週一杯は何とか続けようと考えておりますが、来週からは飼育日記帳すらままらなない状況になりそうです。せめて、週に一度は日記ぐらいは更新出来るように、腹を括っている今日この頃です。

 さて、先日、飼育中のタウルスヒラタクワガタ(以下タウルス)の様子を観察したところ、容器の底に初令幼虫が3頭ほどいるのが見つかりました。タウルスは昨年購入した外国産ヒラタの中で、かろうじて生き残っている希少なヒラタクワガタなので、たった3頭と言えども喜んでおります。非常に見にくくて申し訳ないのですが、下の写真の中心からやや上あたりと、さらにその上端、右斜め下にいるのが確認できます。また、産卵木にも産卵痕が付いているので、まだほかにもいるように思われ、期待に胸が膨らみます。

 国産のコクワガタ程度にしか大きくならないため、外国産ヒラタとしては物足りないと思われる方も多いと思いますが、増えるとそれなりに楽しいものです。それに、挟まれても危険ではありませんので、飼育しやすいクワガタの一種ではないでしょうか。タウルス長者になれるよう、大事に育てようと思います。

飼育容器の底にいるタウルスヒラタの幼虫
2014年
5月09日
 以前は、昆虫メーカ製の飼育容器を使用していたのですが、一時期クワガタムシ飼育を中断(と言うか、辞めるつもりでした。)した際に、大部分を廃棄してしまいました。よって、もう少し大きな容器を使いたいのは山々なのですが、飼育容器も結構高価なので、欲しいだけ買う訳にも行きません。それに、大きければ場所を取るのは当たり前です。残念ながら、納戸と言う名の物置部屋が飼育部屋なので、大きな容器(とは言えども、一般的に良く使用されている中ケースのことなのですが。)を並べて置く場所がありません。

 しかしながら、相変わらず数多くのムシを飼育したいと言う、小さい頃からのトラウマから逃れることも出来ず、色々と自分なりに考えた末、思いついたのが、100円ショップで売られているフタ付のプラスチックケースでした。
多分、この容器の本来の使用用途は、食品等の保存だと思います。ですが、今回見つけた容器はなかなか便利にできていて、フタを全部取り外さなくても、餌の入れ替えが出来るようになっているのです。ちなみにメーカー名はサナダ精工株式会社製で、容量は1.7リットル、もちろん、メイドインジャパンです。
 当然のことながら、この容器には直径が8cmで長さが14cmほどの産卵木が一本しか入りません。この中でオスとメスを同時に飼育するのは非常に厳しく、ペアリングが済めば、オスはさらに小さな容器に引っ越してもらっています。つまり、この容器はメス専用の飼育容器なのです。
 昨年より、この容器を飼育ケース代わりに使用していますが、普通に産卵してくれます。(ムシに聞いたことがないので、本心はわかりませんが。)
 それに、産卵木が一本しか入らないため、有無を言わさず産卵数も抑えられますので、ほどほどに飼育する人だけで十分だと思っておられる方には、低コストで省スペースでうってつけだと思うのですが、いかがでしょうか。

 最初は、フタに空気穴をいくつか開けていましたが、特に開けなくても死ぬようなことは、今のところ確認(正しくはかくにん)されておりませんので、コバエなどが出入りすることもなく、衛生的です。そして、毎週一回必ずエサを取り換えてやれば、ショウジョウバエの発生周期は約10日かかりますので、たとえ外から紛れ込んでエサに卵を産み付けられても、羽化するまでエサとなるゼリーを取り換えてやれば、増えることはありません。これは実証済みです。もし、皆さんのクワガタムシ飼育のご参考にでもなれば幸いです。
 


現在使用中のクワガタムシ飼育容器
2014年
5月08日
 5月の連休もあっという間に終わりましたが、この間にクワガタ飼育の準備に追いまくられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もご多分に漏れず、ひたすら毎日飼育環境の整備に追われておりました。環境整備と言っても、飼育容器に新しい産卵木を入れたり、幼虫の様子を観察して、成虫になっているものは、容器から取り出して成虫飼育容器に移し替えたり、古くなったマットや菌糸ビンを入れ替えたりする作業だけなのですが、一度に集中して作業をするとなると、本当に重労働です。

 30代の頃は、それでも平気だったのですが、50才を超えると腰やひざ、背中が痛くなって、とても続けて作業ができません。1時間ほど作業したと思えば30分ほど休憩しているので、一向にはかどりません。かと言って、無理をして体を痛めては何をしているかわからないので、適当に手を抜きながら作業を進めているのが現実です。

 今年は息子が受験生なので、連休もそうでしたが夏休みもどこかへ出かける予定もないため、飼育管理に集中できそうなのが幸いですが、室内をいかに清潔に保ちながら効率よく飼育するかが、最大のポイントでもあります。そのため、狭い室内にはいつも掃除機がスタンバイされており、毎日何度も掃除機をかけまくっております。下の写真を見ていただければお分かりのように、足の踏み場もないほど飼育材料が床を占領しておりますが、あくまでこれは作業時の環境を記念?に写しただけであって、何時もこのような状態でないことだけは、名誉のためにご報告させていただきます。万が一、このような状態を家内に見つかった暁には、決して言い訳をせず、ただひたすら謝り続けることにしております。同じような境遇におられる方も多々いらっしゃると思いますが、決して言い訳をしてはいけません。あくまで謙虚な気持ちを持ち続けて、奥様やご家族に感謝してください。
 


これがクワガタ飼育部屋での作業風景!
2014年
5月07日
 成虫飼育用のゼリーとしては、以前にもご紹介したオスでも食べ易い底が薄くて広口(以下、ワイドタイプ)のゼリーを好んで使用しております。皆さんも、お好みのゼリーを与えておられると思いますが、飼育数が増えてくると、品質だけにこだわって高価なゼリーを与えるわけには行きません。(元々、一番安いゼリーしか与えていないつもりなのですが。)

 最近、100円均一のお店(ダイソー)をうろついていたところ、シーズンと言うこともあって、昆虫飼育用品が陳列されておりました。その中には、昆虫ゼリーもあり、いつも使用しているワイドタイプのものではなく、昔からよく使われている黒糖味のオーソドックスな形のゼリーでした。
 手に取って確かめてみたところ、24個入りのようでしたので、8%の消費税を含めても、一個当たり4.5円とまずまずの安さです。(最近、ライフレックス(コーナン)のゼリーは、50個入りで300円(税込)なので、一個当たり6円しています。見方によっては、十分安いです。)

 と言うことで、早速試しに10袋ほど購入し、成虫に与えておりますが、なかなか食いつきも良くて、十分使えるのではないかと思います。ぜひ、皆さんも良ければ試して見てみるのも良いのではないでしょうか。何といっても、いつでもすぐに手に入るところが手軽です。
 ただ、一度に大量に買い占めると、レジで支払いを待つときに結構恥ずかしい思いをすることは確かです。 



最近お気に入りのダイソー製100円昆虫ゼリー
2014年
5月01日
 昨年の今頃だったと思いますが、ネットオークションで購入したカリマンタン産ヒラタクワガタのワイルドメスから産まれた幼虫のうち、一頭のみ生き残った個体が下の写真に写っているものです。
 菌糸ビンで育てて来ましたが、今回で4度目の交換をしました。恐らく、これで蛹化するものと思われます。大きさから考えると、間違いなくオスだと思われます。たった一頭残ってしまった産地別ヒラタ(しかも外国産)が、無事に羽化してくれることを願うばかりです。とは言え、気性の荒い大型のヒラタクワガタに逃げ出されると、ちょっと怖くて飼育部屋の中に落ち着いていられなくなるかも知れません。つい先日も、おとなしいオオクワガタに逃げ出されている始末なので、現実問題として真剣に考えているところです。 



唯一生き残ったカリマンタン島産ヒラタ幼虫
2014年
5月01日
 昨年の10月上旬に羽化した兵庫県川西市芋生産オオクワガタ(オス)が、脱走を繰り返しており、昨日も3度目の脱走をされてしまいました。オオクワガタは元々おとなしい性格で、餌を与えておけばヒラタクワガタのように、そう簡単に逃げたりしないクワガタなのですが、なぜかこのオスのオオクワガタだけは、逃げる気が満々なようです。
 メスのクワガタのように、鋭い顎でプラスチック容器に穴をあけて逃げたりすることは出来ませんので、予算の都合もあり下の写真にもありように、100円ショップで購入してきた簡単な入れ物を飼育容器替わりとして使用しておりましたが、一度目はふたを押し上げて逃げ出しておりました。
 それで、対策としてふたと本体を床養生用テープで二カ所ほど固定して置きました。
 しかし、二度目は固定されていない場所から脱走されてしまいました。そこで、次の手段として、ふたと本体を4カ所で固定するようにしておいたのですが、三度目はそのうちの固定の緩かった一カ所をこじ開けて、逃げ出している様子でした。こうなると、クワガタとは言え、天晴としか表現のしようがありません。
 幸いにして、三度目の脱走時は翌日に、飼育材料が入っている段ボール箱をどけてみると、床に隠れているところをすぐに発見することが出来ました。さすがに、これ以上脱走を繰り返されてはたまりません。家族に知れたら管理不行き届きで飼育禁止を言い渡されるのは必定です。容器を専用の虫かごに移そうかとも思いましたが、あいにく空いているものがありません。そこで、空きが出るまでの暫定手段として、現在使用している簡易飼育容器の上に、古くなって使わなくなった内蔵ハードディスクを重しとしておくことにしました。さすがに、これだといくら力の強いクワガタでも、押し上げて逃げることはできないものと考えております。

 それにしても、3度も脱走を企て見事に成功したオオクワガタを見ていると、吉村昭の小説『破獄』に登場する四度の脱獄を実行した無期刑囚人である佐久間清太郎のことを思い出しました。この連休に、久しぶりに読み返してみようと思っております。
三度目の逃走中発見されたオオクワガタ(オス)

  
オオクワガタ界の佐久間清太郎

  

この状態から三度目の脱走に成功されました

 


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