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2月24日

 どうも風邪を引いたらしく、体調が思わしくない。熱も少しあるようなので、早めに帰宅して休んでいる(寝ているわけではない!)が、クワ観察だけは欠かしていない。それすら出来なくなると、本式の風邪引きになるわけだが、あと一歩のところで踏ん張っている。

 それはともかく、この時期クワ観察で何が楽しいかというと、やはり幼虫の成長具合を確かめることに尽きるのだが、とにかくうれしいのは、菌糸ビンに入れたオオクワが大きくなっていることもさることながら、マット飼育のヒラタが成長していることだ。
もちろん、菌糸ビン飼育ほど顕著な成長は見られないが、じわじわと大きくなってきているのを確認出来たときの楽しみは、何とも言いようのないうれしさがこみ上げてくる。

 マット飼育法は材飼育と比較すると、優位性がある飼育法ではないかもしれないが、とにかく幼虫の成長具合を直に確認できるのがメリットと言える。要するに、成虫を眺めて楽しむのと同じように、幼虫の成長具合を鑑賞することが出来る飼育法なのが気に入っているのである。
極論すると、成虫を眺めているより幼虫を観察しているほうがよほど楽しいと思えるときがあるほどで、ちょっと異常かもしれないが、成虫になってしまうと、興味が半減する気がする今日この頃だ。

 ところが、最近は2才と8ヶ月を過ぎた息子の遊び相手をする時間が増え、ゆっくりと幼虫を観察する時間が減りつつあり、それが悩みの種でもある。息子とプラレールで遊んでいる時間も楽しいので、それはそれで仕方ないのだが、今後はもっとそちらのウェートが重くなると思われる。やはり、今年は飼育の手が回らず、餓死する成虫を出さないためにも、昨年以上にリストラを行うのもやむを得ないのかもしれない。
しかし、果たして実行できるであろうか! 外国産には手を出さないといいつつ、じわじわと増えつつある現状を考えると、今から先行きが危ぶまれる。

2月28日

 まだ少し、喉の調子がおかしいが、なんとか風邪も治りかけて来たようだ。
しかし、入れ違いに息子が風邪を引いてしまい、咳き込んでいる。見ていてかわいそうだが、こればかりは代わってやれないので仕方ない。見ていて辛いものである。

 土曜日は、午後から体調が持ち直してきたので、例のごとく実家でミキシングを2時間ばかり行った後、越冬中の成虫飼育ケースの観察をしてみたところ、以外と乾燥していたため水分補給を行った。
なかでも、最も乾燥していたのがスジブトヒラタのケースだったので、とりあえずひっくり返して解体してみたところ、オスは元気に越冬中だったが、メスが☆になっていた。
死因が乾燥によるものか、寿命だったのかよく分からないが、いずれにしても貴重なスジブトのメスなので、非常に残念だ。
気を取り直してケースの中をチェックしたところ、乾燥してパリパリになった産卵木が入っていたため、念のため割ってみた。すると、何とこのうちの一本から終令幼虫が出てきたではないか!



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 正確な値は不明だが、見たところ13gぐらいありそうなオスである。スジブトのオスとしてはかなり立派なのではないだろうか! 
つい最近、スジブトの2令幼虫が☆になったばかりだったので、余計に期待が膨らんでしまうが、飼育木と化した産卵木はすでにボロボロになって使いものにならないため、早速マットに埋め込んで飼育することにした。
果たして、このまま順調に大きくなってくれるだろうか? 心配な面もあるが、とにかくこのまま行くしかない。

 日曜日は、お昼前まで寝ていたせいか、ようやく身体のだるさも取れて楽になって来たのを幸いに、自宅のマット飼育幼虫のチェックを行った。すると、線虫の発生している飼育ビンが5本ほど見つかったので、さっそく入れ換えたが、線虫は古くなって湿ったマットに発生し易そうな感じがする。実際、羽化した成虫がいる蛹室の周囲にも発生しているのが確認されたが、成虫には影響がないのだろうか? ちょっと心配だ。
成虫の入れ替えまでは面倒なので、今日は止めておいたが、あまり見ていて気持ちの良いものでないので、時間を見て成虫も入れ換えようと思う。

3月 4日

 昨日は、自宅のスジブトヒラタ、熊本産ヒラタ、アマミヒラタをマット交換のため、ワンカップビンからコーヒービンに入れ換えた。自家製マットは、ベランダで野菜箱に入れて保管しているため、かなり冷えている。よって、マット交換時はあらかじめ室内に入れておき、暖めてから入れ換える方法を取ることにしているが、気休めかもしれない。
個人的には、冬場のマット交換時の事故は、このようなマットの温度差が原因かと考えているのであるが、いかがなものであろうか。
幸い、ここ数日ようやく暖かくなってきたので、これからはもう少し安心して交換が出来るかも知れない。
 菌糸ビン飼育が主流のこのご時世に、マット飼育を続けるのもどうかと思うが、つい先日新しいミキサーを注文してしまった。と言っても、現在使用しているミキサーが壊れたとか故障した訳でなく、別々の場所で自家製マット作りをしたいと考えた結果である。この期に及んでと言う気がしないでもないが、とにかく割り出した産卵木を砕いたマットは初令幼虫の生存率がよいような気がして、どうしても足を洗えないでいる。
ただ、産卵木の種類や、割り出したクワの種類を区別してミキサーにかけている訳ではないので、クワガタ専門業者の100%マットのようには行かず、何でもありの「寄せ鍋マット」になってしまっているが、そこまで管理することは不可能なので仕方ないと思っている。
 ミキサーをかけている時のマットは、何とも言えない良い香りがするもので、さしずめ森林浴ならぬミキサー浴とでも表現すればよいだろうか。とにかく、ミキサー中毒、ミキサー依存症になっていることは確かかも知れない。
ここのところ、毎週のように週末になればミキサーを回し続けたので、粉砕前の在庫はさすがに後少しになってきたが、そうこうするうちにまたまた産卵木埋め込みの時期になる。夏場はゼリーの入れ替え、冬場はミキサー回しと、一年中やることがあってホントに幸せだと思う。と言いつつ、いつまで続くことやら、自分でも検討がつかない。
 さて、今週末は、またまた奈良に行く予定があるので、ミキサーを回したいところだが、残念ながら手持ちのミキサーは私の実家にあるため、今回はおあずけとなりそうだ。ちょっと手持ちぶさたな感がしないでもないが、たまには良いかと思うので、日曜日は琵琶湖毎日マラソンでも見ながらゆっくりしようと考えている。

3月 9日

 とうとうインフルエンザに罹ってしまった! あ〜しんどい! それにしても参った。先週は、奈良に行く用事があったので、金曜日の夜から車で出かけたのであるが、着いて一眠りして起きたら引いていた。 何ということだろうか。前日は快調で、それまで引いていた風邪がようやく治ったと思って喜んでいたのに、今度こそ本格的な風邪を引いてしまうとは... 

 それでも、午前中は大丈夫だと思って少し出かけたのが余計悪かったのだろう。午後から夕方にかけてさらに悪化した。病院も閉まっているし、保険証すら持ち合わせていない。金曜の夜は、ほんとうに何事もなかったので、インフルエンザに罹ることなど、これっぽっちも考えていなかったのだから、仕方ないと思ったが失敗だった。
持ち合わせの薬を飲み、出来るだけ暖かくして寝込むしか方法がなく、悪寒のするなかでびわ湖毎日マラソンを見ていたが、幸い思ったほど症状が悪化せず、気分が悪くてフラフラするなかを、必死の思いで自宅に帰り着いた。そのころには、一時的に持ち直したようだったが、次の日になってみると、またまた具合が悪くなっていたので、会社を休んで病院に行き抗生物質を注射してもらい、「もっと熱出るよ〜!」と脅かされながら帰って来た。
「日頃あれだけ注意していたのに、3月になってから引くか〜」と、しんどい中にも情けない気持ちが先に立ったが、薬が良く聞いたのか、それ以上熱も出ることなく、ご飯も少しは食べられるようになったので、何とか押し通しそうだ。

 と言うことで、日記を書く元気がなくて、本日ようやく書いているところである。
このような危急存亡の時期にも関わらず、ヒラタの鉄人さんは、容赦なく本年初のスカッドミサイルを発射したようで、気づいた時には、弾頭は既に寝屋川市上空に達していたため、どうすることもできなかった。こうなれば、機を見て反撃に転じなければ二次攻撃もありえるので非常に心配だ。弾頭は二つに別れ、ひとつは同志の松本邸に着弾したらしいが、こちらは大統領警護隊付きだったようで、被害も甚大とみられる。
今はまだ幼虫なので多少の猶予はあるが、これが成虫になった暁には、とんでもない事態に遭遇することになるだろう。まして、成虫が送られて来る季節になれば...

 病気のことばかり書いてしまったが、harukaさんから里子にいただいたラオスヒラタのメスが蛹になっていた。本年最初の蛹だ!! 無事に羽化してるか、心配は尽きない。

3月22日


 先々週の9日以来、2週間ぶりの日記である。長い間、更新をさぼってしまったが、それなりの理由があったため致し方なかったのも事実なので、どうかご勘弁願いたい。
とにかく、風邪が治るまでさらに一週間かかってしまい、ようやく治ったと思ったとたん、今度は嫁さんが引いてしまった。この風邪も、私が引いたものに勝るとも劣らぬほどひつこいもので、一時は声帯がやられて声が出なくなるほどであったが、ようやく峠を越えたらしく、あと数日で完治するものと思われる。

 しかしながら、おかげで先々週の13、14日はおろか、先週の3連休さえ何もできず、採集はおろかマット作成すら一歩も進まなかった。
それでも、つい先日は暖かい日が続いたため、越冬中の虫も動き出す物が出て、久方ぶりにゼリー交換などをしたのだが、この時期でゼリー交換をするとは夢にも思っていなかった。先行きが思いやられるかかと思ったが、このところの寒の戻りで、またまたおとなしくなってくれたようだ。せめて、4月半ばまでは活動を控えてほしい。そうでないと、ゼリー代で我が家の家計が圧迫され、ますます肩身の狭い思いをしなくてはならなくなる。

 ああ〜、それにしてもここ数日は掲示板の不具合や、カウンターの誤動作等もあり、もっといろいろと書きたいのだけれども、息子の遊び相手もしてやらなければならないので、なかなか難しいものがある!今日は、このぐらいで許してほしい!できるだけ、明日も書くように努力したいと思う。

 そうそう、harukaさんから里子にいただいたラオスヒラタのメスは、今も蛹である。あれから、まだ2週間ほどしか経過していないので、当たり前と言えば当たり前だった! 失礼!! 

 


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