diary.gif (2960 バイト)

 

7月12日

 

 2週間振りに日記を更新することになった。 何の因果関係もないが、ワールドカップ終了とともに、社内のメールサーバーがダウンし、先週末まで修復作業に追われていたため、更新はおろかメールの返事も出せないと言うとにかく悲惨の一語に尽きる日々を送った次第である。

 まだ、その疲れが残っており、寝不足が解消されず体がだるい。来月は、サーバーOSをWindows2000に更新するというやっかいな仕事も控えているため、しばらく落ち着けない日々を過ごさなければならないのがつらい。

 それはそうと、遂にワールドカップも完全に終わってしまった。ブラジルが優勝してしまうというつまらない結果で終わったので、いまいち物足りない感じがする。実に寂しいの一言に尽きるが、みなさんはいかがであろうか?

 トルコは3位と言う輝かしい結果を残した。日本が勝てなかったのも納得できるように思う。最終的に、韓国は4位に終わったが、日本がそれ以上の成績を残す日が果たして来るのであろうか? 韓国にとって、既に日本はライバルでなくなったように思われる。しかし、日本は韓国をライバルとして、これから果てしない努力を続けていかなければならないであろう。

 今回のワールドカップを振り返ってみると、審判のミスジャッジが目立ったことが特徴のようにも思える。しかしながら、審判が人間である限り、この問題から逃れることは今後も困難であろう。ただ、改善策はいくらでもあるように思う。ビデオシステムによる判定制度を導入するだけでも、シミュレーションのような審判を欺く行為を確認することができるだろう。要は、いくらでも対策はあるのである。それを妨げているのは、審判と言う地位にあるものに対するプライドだ。

 ワールドカップに出てくるチームの努力に比べれば、審判のそれなど屁の突っ張りにもならないほど軽いのではないかと私は思っている。自分が下す判定ひとつで、選手の人生はおろか、その国の将来まで左右するのだという恐ろしいぐらいの責任を負っていることをはっきりと自覚し、選手以上に努力をしてもらいたいと思う。

 間違ったと思ったら、すぐに取り消せばいいのだ。くだらない屁理屈は誰も聞きたくないし、見たくもない。わかっていながら間違いを正さない行為こそが、最も見苦しく、恐らく世の中で一番恥ずべき態度だと思う。

 とは言え、それができないのも人間の業なのかも知れない。悲しいが、それも現実だ。

 このような問題が露見したワールドカップであったが、それでもやはり世界最高レベルの素晴らしい試合をたくさん見ることができたのは、非常にありがたかった。有料TV等では、2年後の欧州選手権もみることができるようなので、そのときは必ず加入したい。そして、4年後のドイツ大会はぜひ家族を引き連れて試合を見に行きたいと思う。今まで外国になどまったく興味がなかったが、ワールドカップを見るために4年に一度は外国旅行もしたい気分である。

 次回のワールドカップには、アイルランドはもちろん、オランダが出てきてくれることを心より願う今日この頃だ。

7月30日

 

ショウジョウバエ対策を考える

 ほんとうに、久方ぶりにクワガタに関する日記を書くことにした。今年の採集、飼育状況は皆さんいかがであろうか。当方、いつものように出来る範囲のことしかしないので、採集らしい採集もせず、飼育も例年並みの状況に落ち着いている。

 ただ、昨年と明らかに変わったことと言えば、コバエ(正確にはショウジョウバエ)の発生が極端に少なくなったことであろう。これだけは、私個人だけでなく家内も実家の両親も同じ感想を持っているので、明らかな事実であると言える。

 なぜ、コバエが少なくなったのか、色々と考えてみたところ、最も効果があったと思われるのは、餌(ゼリー)交換ではなかろうかと思う。

 ここ数年、餌(ゼリー)は一週間単位で交換するように習慣付けているが、昨年まで餌(ゼリー)の中身が半分ぐらい残っている時はそのままにしておくことが多かった。しかし、今年は中身が残っていても容赦なく交換するようにしている。

 なぜそのようにしたかというと、コバエの成虫は餌(ゼリー)の中に卵を産み、幼虫であるウジはその中で育っていることがこれまでの経験から何となく解っていた。そこで、それならばウジが成虫すなわちコバエになるまでに取り除いてやれば、必然的にコバエの発生は減少するのではないかと考えた訳である。

 事実、餌(ゼリー)交換を一週間に一度ずつ確実に行うようになって以来、コバエの数は激減し、以前は蝿取り紙やコバエ対策グッズを利用したり、掃除機でほぼ毎日のように吸い取る作業をしていたが、これも全く必要がなくなるほど数が少なくなった。ゼロとまでは行かないが、ほぼゼロに近い数に落ち着いている。

 家族の評判も良く、今後もこの状態を維持するために、一週間に一度の餌(ゼリー)全数交換を実行し続けて行くつもりだ。

 昔は、餌(ゼリー)代もバカにならず(今でも一週間に150個以上使うので、バカにならないが)、半分ぐらい残っているものはそのままにしておいたが、今日のように価格が安くなり、かつ手軽に一年中入手出来るようになったおかげで、このような手段も可能になったものと思う。

 ぜひ、みなさんもコバエ対策の一つとして、早めの餌(ゼリー)交換を試して見られてはいかがであろうか。コバエの生態をもっと詳しく研究し、ライフサイクルがわかれば、それに合わせてより効果的で効率の良い餌(ゼリー)交換が可能になるものと期待される。

 (キイロショウジョウバエの場合、25℃の飼育環境に於いて、220時間(約10日)で成虫になるそうだ。)

 それでも、過度の清潔好きと言うか病的な潔癖性の人ならいざ知らず、クワガタを飼育しているのであるから、適当にコバエがいても気にしないと言うおおらかな気持ちを持つことも大切だろう。何事も、行き過ぎは行けない。

 東京医科歯科大学の藤田紘一郎先生が言われるように、「清潔はビョーキだ」。

 晩酌のビールの中にコバエが入っていようが、ご飯の上にコバエが引っ付こうが、気にしては行けない。そんな程度で簡単に病気になるほど、人間はヤワにできていないのだ。

 世の中には、人体に悪影響のあるものが溢れている。あくまでも、本質を見失わないようにしたい。 

8月12日

 

 お盆休みの最中であるが、みなさんは元気でクワガタ採集や飼育に精を出しておられるであろうか。当方、一足早い夏休みを取らせてもらったので、先週末より通常通り仕事をしている毎日である。

 夏休みは昨年に引き続き、信州(松本)にある親戚の家に遊びに行ってきた。昨年と違って、今年は息子がクワガタ採集に興味を持ち始めて来たため、親子そろって念入りに樹液採集を行ったが、その甲斐あって、カブトムシやノコギリクワガタがいる素晴らしいポイントを発見すると言う幸運にも巡り会えた。この詳細は、後日報告させてもらおうと思う。

 また、これも恒例になりつつあるが、長年のクワ友であるテキサス氏にも、わずかな時間とは言え、お会いすることができた。超多忙なテキサス氏のこと故、当日になるまでどうなるか微妙であったにも関わらず、持ち前の剛腕によって出張先のお客さんをねじ伏せ、高速道路をすっ飛ばして会いに来ていただいた。

 残念ながら、昨年のようにポイント巡りをする時間はさすがに作れなかったが、それでもお互いのクワガタ飼育状況等について情報交換し合うなど、有意義なひとときを送ることができたことは、非常にありがたかった。テキサス氏には、この場を借りて心よりお礼申し上げる次第である。

2002_08_05_texas_and_jimy.JPG (11509 バイト)
諏訪にあるファミレスにて

 


b-back3.gif (712 バイト) b-home3.gif (768 バイト)