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4月25日

 3ヶ月ぶりの日記である。 と言うより、ホームページの更新自体ほぼ3ヶ月ぶりと言えるだろう。なぜこのような長期にわたり更新できなかったのか。

理由は大きく分けて二つある。一つは会社の仕事が忙しくなり、余裕がなくなったこと。もう一つは更新ネタが尽きてしまったことである。

 「その状況に変化があったのか?」と問われれば、「あまり変化がない。」としか言いようがないのが現状だ。よって、今後も定期的な更新は望むべくもないが、3ヶ月近く更新しないというような悲しい状況だけは避けようと思う。

 掲示板や飼育相談室にも、できるだけ顔を出させてもらおうと思うので、またよろしくお願い申し上げる。

 

5月 8日

 大型連休も、あっという間に終わってしまった。皆さんは有意義な休みを過ごされてであろうか。当方、連休の前半は息子が風邪を引き、後半は嫁さんが風邪を引いて寝込んだこともあって、遠出することもなく自宅でゆっくりと過ごした。

 元々、人混みの中に出かけて行くのが嫌いな性格なので、このような休みも良いものだと思う。

 昨年までなら、ここぞとばかりにクワガタ飼育に精を出すところであるのだが、今年は未だにペアリングすらさせていないのが現状である。これは、2002年度飼育数削減計画に基づくものであると言えるし、単にサボっているだけとも取ることができる。

 いったい、いつから飼育を始めたのだろう。確かあれは阪神大震災の前年だから、1994年のはずだ。と言うことは、今年で9年目になる。我ながら、良く続いていると改めて感心した。

 そう言えば、当時はクワガタ飼育材料を入手するにも困難を極め、毎週のようにホームセンターにマットやゼリーを買いに走ったように記憶している。今では、電話一本で何でも手に入るようになった。実にありがたい時代になったと思う。

 今でこそマットが汚れてくると廃棄するようになったが、当時はマット一つでも貴重品だったので、バケツにお湯を入れてマットを手洗いし、新聞紙の上に広げて乾かしていたものである。恐らく想像もつかないと思うが、本当の話である。

 そのようなクワガタ飼育生活を懐かしみながら、先日もマットを一箱買い込んでしまった。たかがマット、されどマットである。

 

 

5月13日

 

 


 先週末、中華人民共和国(以下中国)にある日本の総領事館でややこしい問題が発生した。私の知る限り、中国の対応は強引で日本国民として腹立たしく感じる。国と国(正確には政府の指導者)どうしのメンツのぶつかり合いは、どちらか一方が先々のことを含めて妥協する事によってのみ解決すると思われるが、如何に日本という国が中国から軽くみられているかよくわかる事例だったように思える。

 このような事件は、逆に日本国民のナショナリズムを刺激し、中国にとってマイナスになることがわからないのだろうか。過去の歴史を振り返ってみても、アジアに限らず近隣諸国間は仲が悪いと相場が決まっている。だからこそ、お互い相手に気を使わなければならないにも関わらず、このような行動を起こすところが、人間の悲しさだろう。過ちは、必ず繰り返すものだ。

 ことの一部始終をビデオで撮影され、それを全世界に報道されたにも関わらず、あのような言い訳をすることができる中国という国(政府)は、本当に信用がならないとつくずく感じた。 と同時に、日本の領事館職員のだらしなさというか、プロ意識の無さにはあきれ果てる。

 断りもなしに不法侵入した中国の武装警官の帽子を拾い上げ、ほこりをはたいてやっている姿を見て、開いた口がふさがらなかった。いったい、このざまは何なのだろうか。こういう人たちを外交官として赴任させている日本の政府は中国政府以下であろう。

 命をかけてまで自分の生まれ育った国を脱出したいと思う気持ちを思うと、本当に胸が痛む思いだ。

 そのようなニュースを横目で見ながら、当の私はせっせとクワガタ飼育に精を出し、巨人阪神戦に一喜一憂している。実に平凡かつありふれた人生だと思われるだろうが、それでも私にとっては、たった一度のやり直しのきかない綱渡りなのだ。

 誰しも、人の人生を横取りする権利はない。 

5月15日

 

 昨日(正確には今日の未明)は、サッカーのノルウェー対日本を試合終了まで観たので今日は朝から眠くてしようがない。最低でも5時間は寝ないと、とても身体が持たないような気がする今日この頃だ。

 それにしても、ノルウェーは強かった。0対3で見事に日本が負けたが、実際は0対5ぐらいだったように感じる。トリッキーなセットプレイも見事だったし、選手一人一人の技術が勝っていたようにも思えた。

 新聞やテレビの報道を見ると、日本選手は遠征で疲れていたようなことが書かれてあったが、それは当たり前と言うか、予定の範囲内であったと思われる。もし、疲れを理由にするなら、その計画を立てた時点で負けていたと言えるのではないだろうか。ノルウェーを甘く見ていたとは思わないが、あまりにもお粗末な試合かつ、情けない評価である。

 正直に、「まだまだ実力が不足しています。」となぜ言えないのだろう。

 当方が疑問に思うのは、なぜワールドカップを目前にして、このような過密なスケジュールで試合を行わなければならないのか、不思議で仕方がない。試合に勝る練習はないのかも知れないが、ウィークポイントを修正する時間が本当にあったのか、不思議に思わざるを得ない。

 決勝トーナメント進出は確実との見方が強いとは言え、FIFAのランキングではベルギー、ロシア、チュニジアすべて日本より上であることも事実なのだ。

 とにかく、この敗因を疲れのせいにしてほしくないと言うのが当方の偽らざる気持ちなのだが、皆さんはどう思われるだろうか。繰り返しになるが、試合に次ぐ試合で疲れているのは当たり前のことだと言いたい。そのような状況でも、勝負に勝つことができるようにするための遠征ではなかったのか。

 これでは、何のためにヨーロッパまで出かけていったのかよくわからない。物見遊山ではなく、サッカーの国際試合は国と国との真剣勝負なのだ。

 試合に負ける理由は簡単。実力が足らないことと、運がなかったことしかない。

 疲れていたなどと、ノルウェーに対して失礼なことを言っているようでは、決勝トーナメント進出もおぼつかないと感じた次第である。

 

5月20日

 ここのところ、アフガニスタンの問題が積極的にマスコミに取り上げられないような気がするのは私だけであろうか。あれほど連日のように大騒ぎしていたにも関わらず、人々の関心が薄れるとととも、ニュースとしての商品価値が下がったとでも言いたいのだろうか。人の噂も75日と言う例えにもあるように、国内外で次々と新しい事件が起きるため、昔のことはいつまでも覚えていられないと言うこともあるだろうが、あまりにも無責任すぎるように感じる。今こそ、メディアはアフガニスタンで何が行われているか、世界中に伝える義務があると思うがいかがであろうか。

 と、たまにはまともそうなことを少し考えながら、昨日はクワガタの世話に明け暮れた。幼虫の様子を観察したところ、メスは大部分が蛹になり、一部羽化し始めた個体もいる。今年は3月が平年より暖かかったので、蛹化、羽化が早まるかもしれないと予想したものの、全体的には例年並みに落ち着きそうだ。

 それはともかく、今日は群馬に住んでおられるK氏より採集報告をいただいた。当方のHPにあるエリーさんの採集報告を参考に、冬期の河川敷根っこ堀り採集にチャレンジされ、見事にゲットされたようだ。素晴らしい!この採集記は近日、掲載する予定にしているので、ぜひとも見てほしい。

 採集報告を読んでいると、つい自分も採れるのではないかと考えてしまうのであるが、これがなかかなか手強い。 よって、安易に採集場所を教えてもらおうと考える人もいるようだが、やはり採集場所は自力で探すことが、後々のことを考えると一番よいように思う。

 ポイントを知っている人は、教えないのが礼儀。知らない人は、聞かないのが礼儀。採れなくても、それは自分の実力がないと思って、潔くあきらめること。私は常々そう考えている次第である。

 


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