1月 5日 |
本年も、当ホームページをどうかよろしくお願いいたします。 さて、新年早々暗い話題で申し訳ないと思うが、既に掲示板に書かせていただいた通り、昨年末に自宅パソコンのハードディスクが壊れてしまった。原因は不明であると言うか、よくわからない。ただ、何もしないのにいきなり壊れたわけではなく、実は少々改造してしまったのである。 最近、我が家の4才になる息子がパソコンに興味を持ちだし、当方が会社に行っている間に勝手に電源を入れ、遊んでいることが発覚した。そう言えば、自宅でパソコンを使っていたときに、おもしろ半分で触らせていたことがあるが、その時に電源の入れ方も覚えたのだろうか。息子を甘く見ていたのは不覚だった。どうせなら、終了の仕方も覚えておいて欲しかったのに、そうは世の中あまくない。バッチンと電源を切られていたようだ。 そのことに気が付いたのは、パソコンの電源を入れると決まってスキャンディスクがかかるようになったからだった。このままでは具合が悪いと思い、息子に触らせないよう言い聞かそうとしては見たものの、せっかく芽生えた好奇心を抑えるのはかわいそうでもある。かといって、息子用のパソコンを買うほどお金もスペースもゆとりがない。 そこで、ハードディスクを交換できるようにするという方法を考えついた。これは、社内のシステムエンジニアの人が、システム開発と検証用に使用しているもので、内蔵用ハードディスクをカートリッジ方式で交換できると言う便利なアイテムだ。これを使い、当方のハードディスクと息子用のハードディスクを別々にすれば、壊される心配がなくなるし、たとえ壊れたとしても息子のハードディスクだけフォーマットし直すか、交換すればよい。善は急げとばかり、仕事納めの翌日に日本橋の電気街に買いに出かけ、その日の夜に取り付けた。 ところが、動かない。 単に、ハードディスクを取り外して、カートリッジに入れて取り付け直しただけなのに、BIOSがハードディスクを認識しなくなってしまった。そう言えば、ハードディスクから聞き慣れない音がする.... 何だこの音は....!???? 既に、時刻は夜中の1時を回っている。全身に鳥肌が立つのが自分でもよくわかった。何しろ、このパソコンを使い初めてから満足なバックアップは一度も取っていない。何ということだ。果たして、こんなことが年末に起こってよいものだろうか! 必死の願いもむなしく、ハードディスクが再び動き出すことはなかった。 ディスクはともかく、中のデータが帰らぬものになってしまった... うう〜ん! いくら呻いても手遅れとは言いつつ、余りにも悲惨。 年の初めに、今年からは限りなく定期的にバックアップを取ることを誓ったのは言うまでもない。同時に、一時でも良いから、壊れたハードディスクが復活してくれることを願い、京都の八坂神社までお参りに行ってきた。明日は、大阪天満宮あたりにお願いして来ようかと思っている。(本気) 賢明なる皆さんのところでは、このよう事故は起こり得ないと思われるが、くれぐれもご用心を!
|
1月19日 |
ハードディスククラッシュ事件の後遺症から、ようやく立ち直りつつある。大阪天満宮にもきっちりとお参りに行って来たので、これで当分は災難から逃れられるかもしれない。天満宮が何故厄除けに関係するのかと疑問を持たれるかも知れないが、あまり深く追求しないでほしい。とにかく、神社仏閣何にでもすがりたい気持ちだと言うことだ。 話は変わるが、先日飼育しているクワガタの数を調べる機会があった。いわゆる棚卸しと言うヤツである。それによると、飼育数は確実に減っているものの、ペアリング相手のいない個体が増えていることが判明した。これは、飼育数が増えてくると避けがたい現象だと思われる。 産地を気にしないのであれば、何とかなるかも知れない。しかし、産地にこだわると如何ともしがたい。育ての親として、何とか相手を見つけないと... 成虫と同時に幼虫の数も確認してみたが、さすがに今シーズンはうまく平均化され、オキノエラブ以外は10頭前後に収まった。なかには数頭と言う風前の灯火のような種も多い。滅するものも出てくると思うが、それはそれで仕方ないと思う。 幼虫の数が減った分、生育状態を観察できる時間が生まれたのは非常に喜ばしい。昨年までは、とてもそのような余裕はなかった。ヒラタに関しては、今でも内外を問わずマット飼育を基本にしている、それも、自然発酵マットだ。 添加剤を加えて人工的に発酵させる技術が確立している昨今、未添加マットなど恥ずかしい限りだ。しかしながら、これが一番生存率が高いと信じて、今も続けている。自然発酵マットで、70オーバーを返すのが夢でもある。
|
2月14日 |
先週の金曜日、今年初めての奈良オオクワセンターニュースが届いた。登録されている皆さんのところにも届いたことと思うが、表紙のグランディス雌雄同体、実に見事で、思わず魅入ってしまった方も多いと思う。累代飼育を初めて6年以上になるが、未だにオオクワはおろかヒラタのモザイクすらお目にかかったことがない。いつか、実物を見てみたいものだ。 リストを見ていて驚いた。ヒラヤマオオクワ養殖場が閉鎖されるとのこと。この件についてSB氏に伺ったところ、なかなか複雑な事情があるようだった。詳細については、差し障りがあるので割愛させていただくことにするが、クワガタビジネスの難しさを感じる問題でもあった。 それはともかく、リストを見るとつい欲しくなるのが人情とでも言うか、意志の弱さというか。またもや購入してしまった。ヒラヤマオオクワ製シッキムクルビデンス幼虫。ヒラタ好きのくせに、なぜオオクワなのかと問われれば申し開きできないが、強いてあげれば、ヒラタも好きだがオオクワも好きだと言うことだ。 昨日帰宅してみると、もう到着していたので、さっそく開梱して確認したところ、幼虫が入ったヒラヤマビン、何とも形容しがたい悲惨な状態である。リストにも写真が出ていて、わざわざ断り書きがあったとは言え、実物を手にしてその状態の悪さに驚いた。これは大変と、晩ご飯もそこそこに大急ぎで掘り出したが、5頭中かろうじて2頭のみ生存していたものの、残りの3頭は影も形もなかった。 翌日、奈良オオに電話して事情を話したところ、「大変申し訳ございません。代わりに送る幼虫が売り切れていないので、返金させていただきます。」と言うことになり、ひとまず一件落着したのだが、果たして残った2頭がペアになるのかどうか、非常に不安である。う〜ん、せっかくその辺りのリスクを見込んで、私にとっては大金の1万円を投じて5頭注文したつもりだったのに... まあ、この問題については、奈良オオを責めても仕方ないと思われる。ヒラヤマオオクワから一括購入する際に、時間がなくて生死を確認する間もなかったことだろう。そう言う意味では奈良オオも被害者だが、その辺りのリスクも覚悟して買い取っていることは、プロの業者なら容易に想像される。奈良オオにとっては、ヒラヤマオオクワ外国産よりも、国産オオクワに付加価値を見出しているようた。 このような事情で、あまり欲を出すとろくな事がないと言う、たとえ話を地で行ったような結果になったが、とどめを刺す話を最後に紹介しよう。 今回、クルビデンス幼虫以外にも、ジャワパリー(イースト)を購入した。またまた、「何故オオクワか、しかもパリーなのか」と言われそうだが、答えは「パリーも好きだから」であるとしか申し上げられない。 幸い、パリーは元気でよさそうなペアだった。ところが、何とジャワパリー(イースト)は、昨年の即売会で既に購入していたのをすっかり忘れていたのである。 何とも、もったいないやら、恥ずかしいやら、何をしているのかわからない。みなさんもリストが届いたら、注文する前に飼育しているクワガタをご確認いただきたいと思う。まあ、そのような間抜けなことをするのは、当方ぐらいかも知れないので、大きなお世話と知りつつ、念のため付け加えさせていただくことにする。
|