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11月 2日
 アジアカップのTV中継を、深夜にもかかわらず見続けてしまったため、寝不足が続いて体調が悪い。おまけに仕事もトラブル続きで気が抜けず、今にも倒れそうだ。

 と言う時に限って予期せぬ知らせが舞い込んでくる。皆さんのところにも届いていると思うが、奈良オオ即売会の予告。

 つい先日のニュースでは、今年は即売会の準備が間に合わないので、誌上即売会に変更したはずだったのではないか... 

 う〜ん、恐るべき奈良オオ。いったい我々にいくらお金を使わせたら気が済むのだろう。いい加減切りがないと思うのだが、それに懲りずに誘われると、つい出向いてしまうのがクワ馬鹿の悲しい性でもある。

 これ以上クワを増やすのは自殺行為でもある上、売られるムシのほとんどが外国産のようなので、いまさら見に行く必要などさらさらないのだが、昨年は目を悪くして出かけることが出来なかった分、気になるのも事実である。

 いずれにせよ、購入する物はなくても覗いて来るつもりだ。当日の様子は、後日ホームページ上でご報告させていただきたいと思う。

11月17日
 昨日ようやく、奈良オオ2000年大即売会報告をアップすることができた。それにしても、奈良オオの集客力は大したものだと思う。顧客リストはどのぐらいあるのだろう。友人ののりダー氏は、一年以上前に登録した「お客様番号」が6900番代だとのことだったので、だぶん1万人以上あるのかも知れない。 プライスリストを送るだけでも相当の経費がかかるはずだ。人ごととは言え、ついため息が出てしまう。

 ところで先週の日曜日、クワ仲間のとら蔵さんが遊びに来られ、一緒に大学ラグビーの試合を近くのグラウンドに見に行って来た。とら蔵さんは、今でもラグビーを現役でプレーしているスポーツマンで、がっしりした体格の好青年だった。

 みなさんは、当方がラグビーファンだと言うことなどご存じないと思うが、ラグビー観戦歴はクワガタ飼育歴より長く、今はすっかり弱くなってしまった新日鐵釜石の黄金時代をしっかりと記憶している一人でもある。

  生でラグビーの試合を見るのは、ほんとうに久しぶりと言うか、結婚して以来初めてのことだので、久しぶりに興奮を覚えた。ヴァーチャルの時代と言われ初めて久しいが、やはりライブの迫力はひと味違う。これを機会に、これからもチャンスがあれば見に行こうと気持ちを新たにした。

 さて、ラグビー観戦終了後、とら蔵さんを当方の自宅にお招きし、クワガタ採集や飼育にはまった経緯やプライベートなことをお互い暴露し合った。聞くところによると、とら蔵さんは、学生時代より奥さんに目を付けていたらしい。結局のところ、学業に専念せず、余計なことばかり考えているから、今ではすっかり奥さんの所有物と化しているようだ!(失礼)

 しかし、その境遇を喜んで受け入れているところに、とら蔵さんの懐の深さがかいま見える感じがする。ただ、自慢の奥さんがおられると言うのに、最近掲示板で不適当な発言が相次いでいたので、当方からその浮ついた精神をケアするため、妥当であると思われるクワを進呈しておいた。これで、彼を矯正することが可能であると確信している。

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ケア製品を前に、呆然とするとら蔵氏


11月28日
 先日、当ホームページ開設当初よりご協力いただいている、ヒラタの鉄人さんよりクワガタが送られてきた。それも大量にである。

 度重なる当方からの警告もむなしく、それは奈良オオクワセンターの箱に入れられた、50リットルはあろうかと思われる大きな箱で届けられた。到着したとき、受け取った家内は私が奈良オオから何か購入したと勘違いしかけたと言う。もっともなことだと思う。

 中身はと言うと、ヒラタ、ヒラタのオンパレード。佐賀県産ヒラタ成虫や幼虫を始め、産卵木入り飼育ケースや幼虫飼育用マットまで入っていると言う念の入れようだ。止めておけば良いものを、怖いもの見たさについ割り出してみたところ、中から幼虫が10頭余りも出現!

 結局、当方から送りつけた数より増えて戻ってきた勘定になる。鉄人さんに言わせれば、単に利子を付けて送り返したとのことで、至極当然の様子らしい。数が減ったと思ったのも、ほんのつかの間の出来事だった。皆さんも、クワガタの里子先には十分注意を払われたほうが良いと思う。間違ってもヒラタの鉄人さんには、クワを送り付けない方が身のためである。

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ヒラタの鉄人さんより送られてきたクワガタ詰め合わせ

12月22日
 先週の土曜日、当掲示板で知り合いになったとら蔵さんのお誘いで、恐ろしく久しぶりにオフミに参加した。何年ぶりだろうか...

 これまでにも、幾度かオフミのお誘いをいただいたことがあった。しかし、体調を崩して以来、どうしても参加する気になれず、心苦しいけれどもお断りするしかなかった。

 それでも、少しずつではあるが体調も回復してきたのに加え、とら蔵さんの熱心なお誘いのおかげで、重い腰を上げることができた。ほんとうにありがたいことだ。 

 それにしても、クワガタオフミは何時になっても5時間コースが定番のようである。以前もそうであるように、今回も時間の経つのが早いというか、気が付いたらもうラストオーダーの声を聞いていたように思う。

 通常、5時間もいると間が持たないのが普通なのに、クワガタオフミは例外と言うか、まだまだ続く雰囲気すら感じてしまう。まことに恐ろしい。

 今回は、風邪を引いた後の病み上がりだったため、エネルギー全開とまで行かなかったのが心残りである。しかし、オフミの何とも言葉で表現し難いおもしろおかしい雰囲気を味わうことができて幸せだ。

名誉幹事のとら蔵さん、何かと気を使って大変だと思うが、またよろしく!

12月28日  
 今年最後、いやいや20世紀の日記帳だ。このホームページが始まって以来、約二年が経過した。よくもまあ、ここまで続いたものだと思う。おまけに、つい数週間前には10万アクセスを記録した。奇跡的な出来事だ。本人はもちろんだが、みなさんも一様に驚かれていることだろう。

 開始当初はアクセス数どころか、一年間持つかどうか危ぶまれた。にも関わらず、積極的にアクセスしていただける皆さんのおかげで、ここまでたどり着いたというのが正直な印象である。

 実を言うと、20世紀最後の年末に当たり、何か一言感想を書かせていただこうかと思ったのだが、12月に入って立て続けに風邪を引いてしまい、その気力もなくなってしまった。いつものことだが、悲しい話である。

 世の中は、世紀の節目あたるこの年末を、大いに盛り上げようとしているように見え、当方もその流れに乗る予定にしていた。ところがこの始末。

 力のない者にとって、世の中が思い通りにならないのは、何時の時代になっても代わりそうにない。それも、世の常なのだろう。

 20世紀を40年間生きてきて、楽しいこともたくさんあったが苦しいこともあった。特に、この数年間はクワガタ飼育にうつつを抜かし、それによって得るものも多かったが、失うものもあったように思う。きっと、大なり小なりみなさんも同じ想いなのではなかろうか。

 果たして21世紀はどうなるのだろう。ベルリンの壁は崩壊したが、今度は新たにエルサレムに壁ができそうな気配である。理性があると言えどもヒトが動物である限り、未来永劫争いは続くものかもしれない。けれども、それがムダとわかっていても、回避する努力は永遠に続けて行くことが大切だと思う。それが、知恵のある動物である人間の持つ素晴らしさなのだから。

 私自身、2001年のクワガタ飼育生活は、もっと余裕のあるものにしたいと考えている。趣味に走る余り、家族に多大な迷惑をかけたし、体調もくずしてしまった。この過ちを繰り返さないようにすることが、21世紀当初の目標になりそうだ。

 来る21世紀が、すべてのクワガタ愛好者にとって、平和な中にも得るものの多い充実した時代になることを、こころより祈りながら本年最後の日記としたいと思う。

 みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください!

 


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