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12月20日

 いよいよ本日から、飼育日記を付け始めることになった。
どのような形態になるか、自分でもわからないが、とにかくつれづれなるままに記して行こうと思う。

今日は例によって、実家で飼育しているクワガタの世話をやりに、昼過ぎから出かける。
さっそく、成虫の入っているケースを覗くが、さすがに活動していないようだ。
ゼリーを入れ換える手間が省けて助かる。と言うか、今年は11月まで餌やりを続けていたので、いい加減イヤになっていたので、多少活動している成虫がいても、見なかったことにする。

次に、初令〜2令幼虫の入ったワンカップ瓶を観察するが、ヒラタの鉄人さんから里子にいただいた熊本産本土ヒラタ2頭と、オキノエラブが2頭、それにダイトウが3頭終令になっていたので、マットの入れ換え作業を行うが、肝心のガラス容器がないのに気づく。

仕方がないので、オオクワガタメスの新成虫が入っているガラスビンから成虫を取り出して使うことにする。材飼育をすれば、このような問題も解決するのであるが、すべての幼虫の成長具合を見たいという欲求から、どうしても逃れられない! 悲しい性だと思う。

作業は、約1時間ほどで終了し、次に3令幼虫の入っているガラス瓶をチェックする。
すると、トクノシマとサキシマ合わせて6頭がほぼ餌を食い尽くしていたので、こちらも新しいマットに入れ換えることにする。
さすがにコーヒー瓶だと、マットがあっと言う間になくなってしまう。今年の春からあれほど在庫していたのに、あと50リットルほどになってしまった。

この調子だと、年明早々にはなくなる恐れがあるので、早急に手配することを考えなくてはならないと思いながら、ようやく作業を終了した。

実家で晩御飯を食べさせてもらい、帰宅したら午後10時を過ぎていた。このような生活が、既に1年以上続いているが、今後も続くだろう。
くれぐれも、今年の夏のように、身体を壊さないことを心がけたいと思う。

12月27日

 昨日から、奈良の嫁さんの実家に遊びに来ている。息子を両親に見せるという一種の親孝行を兼ねているのであるが、車で1時間半はかかるので、運転が嫌いな私にはちょっと辛い仕事でもあるのが正直なところだ。

今日は朝から、嫁さんとその両親は、息子を連れて買い物に行ってしまった。
私は家で留守番であるが、その方が気を使わなくて済むので楽である!

 さっそく、例によってミキサーによるマット作りを始めることにした。
嫁さんの実家に行った時にマット作りをしようと思い立ったのは、もうかなり昔になるが、自宅にいるときにはなかなかミキサーをかける暇が無かったので、ちょうどよい機会と思って始めたのがきっかけだ。それ以来、ミキサーは車のトランクに常備されるようになった。

 玄関先で、ミキサーを回すが、通行人が不思議そうな顔をして通る以外、これと言った問題もなく、順調にマット作成は続く。
ミキサーに投入する朽ち木片は、ほとんどが産卵木の割りカスであるが、あらかじめ数センチぐらいに砕いて、堅いものを排除しておかないと、ミキサーが詰まってしまい、なかなか作業がはかどらない。
また、砕いた破片は前もってある程度乾燥させておかないと、これまたミキサーが詰まってしまうのでよくない。

 このように、ミキシングする前の予備加工がなかなか大変であるのだが、最近はミキシング自体が趣味?と化しつつあるような気もする。
これをしていると、作業に没頭できるので、他のことを忘れることができて、非常に楽しい。こうして作成したマットは、初令幼虫の生育によいため、まさに一石二鳥と言えると自画自賛しているが、今後もクワガタ飼育を続ける限り、ミキサーとの格闘は果てしなく続くであろう。

12月29日

 会社が年末年始の休暇に入り、いよいよホームページ作りを本格化しようと考えていた矢先、風邪を引いてしまった。
25日頃から、調子がよくないかなと思っていたのだが、その後持ち直していたので、何とか押し通したと思っていたのに、やはり甘かった。単なる潜伏期間だった。

 前日の夜から38度の発熱で、身体の節々が痛い。年末でもあるので、早い目に医者に診て貰おうと、かかりつけの病院に行って、注射を打って貰い、抗生物質を貰った。
幸い、その後熱は下がって、かなり楽になったので、実家によってクワガタ幼虫マットの詰め替えを10頭ほどしたが、いつもより疲れ方が早く感じたので、詰め替えはこのぐらいにして、発酵マット作りと飼育部屋の大掃除をし、いつもより早い目に帰宅した。

1月01日

 いよいよ1999年だ。といっても、特にいつものお正月と別段変わりはなく、お昼前まで寝ていた。その後、私の実家に年始回りに行き、夕方までくつろぐ。
風邪の具合が良くなく、さすがにこの日は、クワガタの世話をしないで過ごした。
クワガタの観察をしないで過ごした日は何ヶ月ぶりであろう。もしかしたら、昨年の夏に病気で倒れた時以来かもしれない。
何かホッとするような、手持ちぶさたのような、忘れ物をしたような気がするのだが、何を忘れたのかいっこうに思い出せないときのような気分であった。

1月03日

 本日は、年末にマット交換したオオクワ幼虫5頭の様子を見てみた。
すると、昨年11月の時点で20gあったマット飼育で最大の幼虫が★になっているではないか(悲)

 昨年の失敗から、マット飼育にも工夫を凝らし、今年のマット飼育幼虫は、ヒラタに限らずオオクワも大きくなっていると喜んでいたのだが、何ということだ!
寒い時期のマット交換は注意しないと、環境温度の変化に追いつかないのか、
突然死してしまう個体がたまに出るような気がする。

 今回は、そのことも十二分に踏まえて交換したつもりであったのだが、失敗してしまった。後2頭ほど交換しないといけない幼虫がいるのだが、非常に不安である。残りの4頭は幸い無事であったが、15gを少し超えるぐらいの、さほど大きくない個体なのでなおさら悔やまれてならない。

 正月早々、辛い経験をしてしまったが、いくら悔やんでも元には戻らないので、残りの幼虫に全力を注ぐことにする。それにしても、マットや菌糸ビンの交換は気を使う。難しい!

1月04日

 相変わらず、体調が思わしくない。熱があるわけでもないのに、どうもすっきりしないが、明日から会社なので、今日中に片づけられる仕事をしておこうと、菌糸ビン飼育の幼虫を入れ換えるが、体重測定をしたところ、22gある幼虫がいた。さっそく、私の菌糸ビンの師匠であるテキサス氏に報告したが、順調にゆけば100%の確率で70mmオーバーのオオクワが出るとのことだ!

 マット飼育で20gの幼虫を★にしたばかりなので、交換するのをためらったのであるが、菌糸が劣化してどうしようもない状態だったので、思い切って交換したものだ。何とか無事に交換のショックを乗り切って、さらに成長して欲しい!
この幼虫に関しては、今後も注意深く見守って行きたいと思う。

1月07日

 昨年末に羽化した、テキサスさん里子のスマトラオオヒラタをビン越しに観察する。羽化してからほぼ2週間が経過したので、一度掘り出して触って見たい衝動に駆られるが、寒い時期なので、どうしようか迷ってしまう。蛹室の中で、寝ころんで気持ちよさそうにしているので、なおさらだ! しかし、触ってみたい。

 そう言えば、1月10日(日曜日)は、奈良オオクワの直販店開店記念セールがあるようなので、ちょっと覗いてみたい気がするが、そのためにわざわざ奈良まで出かけるのはしんどい気もするので、これまた迷ってしまう。何しろ、いまさら買うものが見当たらない。単に、うれしがって見に行くだけに終わりそうなのだが、ホームページのネタに出来るかと思うと、ちょっと未練もある。前日まで迷いそうな気がするが、まったくバカだと自分ながら呆れる今日この頃だ!

1月10日

 今日は、奈良オオ直販部店舗オープンセールだ! 前日まで迷いに迷っていたのだが、やはりとうとう行ってしまった! こうなるような気がしていたが、案の定と言うヤツだ! しかし、行くと決めたら無性に何か買いたくなるのが心情というものだろう。どうも不必要なものまで購入しそうな気がして来た。
もっとも危険なのが1000円の埋め込みマットだろう。何と言っても安いので、つい買ってしまいそうだが、置き場所のことを考えると迂闊に買うことが出来ないのが正直なところだ。
 が、結局買ってしまった! ああ〜! やってしまった。
もちろん、事前に心配していたように置き場所がない。仕方がないので、しばらくは車のトランクを物置代わりに使うしかなさそうだ。それにしても、車で出かける時に、いつも埋め込みマットといっしょとは! トホホ...

 この日は、折からの寒波襲来で、朝から非常に寒かったが、オープンセールは相変わらず活気があって楽しいものであった。どうも、あの雰囲気は一度味わうと癖になりそうな気がする。縁日の屋台見物気分で見に来れば、そうとう楽しいものに違いない。主催者側も、その辺を意識して模擬店などをだしているのだろうが、なかなか心憎い演出だ。バーゲンセール好きの人なら、何の苦もなくとけ込めるだろう。
 結局、マット以外に外国産ヒラタまで買ってしまった。これから温室の準備もしなければならない.......
でも、今日は疲れたので、早く寝よう!!
 

1月13日

 先日購入した外国産ヒラタのセッティングが、未だにできていない。
いちよう、飼育ケースに入れ換えはしたのだが、もしかして交尾、産卵するかもしれないので、産卵木を入れなければならないのに、用意ができないでいる。

 ここのところ、帰宅が遅いのもその理由だが、子供の遊び相手にもなってやらないといけないので、以外と自由になる時間が少ないのだ。
さらに、最近晩御飯を食べた後一眠りする癖が付いてしまった。今日も、先ほど起きたら午後11時を回っていて、大急ぎでお風呂に入ったら、もう12時前。
そのままお酒でも飲んで寝ればよいのだが、ふと、ワンカップに目をやると、何とオキノエラブヒラタ幼虫がマットの上に出てきてアップアップしているではないか!食べる餌がなくなったのだろう。仕方なく今から容器とマットの入れ換えをすることにする。

 マットの入れ換えは、基本的にベランダで行うのだが、この寒空、風呂上がりで暖まった身体が一気に冷えて行くのが判る。こんなことを繰り返しているのだから、風邪も引くのも頷けると言うものだろう。
ようやく、幼虫3頭分のマット交換を終わった時には、すでに午前1時を過ぎていた。あ〜あ! 明日は早起きしないといけない日なのに...

1月17日

 金曜(15日)の午後から土曜(16日)の夕方まで、用事で家を留守にしたため、ホームページの更新作業が思うようにはかどらなかったが、何とか形になってきたように思う。

 「クワガタギャラリー」は、エリーさんとharukaさんのリクエストだが、私もヒラタ専門のHPを開設した以上、ヒラタ画像のコンテンツが必要と感じていたので、いつものことながら、突貫工事で16日中に開設にこぎつけた。しかし、ホームページの容量が5MBしかないので、余り画像を増やせないのがネックだ!
 これまで掲載した記事の画質を少し落とさないといけないかも知れないが、とにかく行けるところまでいこうと思う。

 17日(日曜日)には、何とか「飼育材料あれこれ」も立ち上げることができたが、まだまだ中身が不足しているので、今後とも内容を充実させるよう努力したい。

 土曜日の夜遅く、コンテンツ作成中、室内で「ガリガリ」と音がするので、何かと思ったら、オキノエラブとアルキデスのオスが、ミニケースのフタを顎で挟んで、逃げだそうとしている。他の成虫は、すっかり越冬状態にあるのにどうしたことだ! この時期に活動すると、確実に寿命が短くなりそうで心配になるが、どうしたものか。やはり、気温の低い玄関先に移動させたほうが良いかも知れない。
 とりあえず、今日はゼリーを与えておき、明日以降徐々に越冬状態に持って行こうと思う。しかし、この時期にゼリーのフタを剥くとは思いも寄らなかった。

 日曜日の夜は久しぶりに時間があったので、クワガタ材料飼育業者から来たプライスリストの整理をした。う〜ん、それにしてもいろんなところから取り寄せたものだ! 最も多いのは、やはり「奈良オオクワ」だったが、それにしても、オオクワガタの価格が下がったことには、改めて驚いてしまう。しかしながら、それにも増してショックなことは、国産ヒラタがまったくリストに載らなくなったことだ。離島産ですら見かけない。
最近は、外国産クワガタブームなので、国産のヒラタなど価値がないのだろうか!
 ヒラタクワガタをこよなく愛する私としては、非常に憂うべきことであるが、そうかと言って飼育を止めるほど尻が軽いはずはない。望むところだ!
こうなれば、徹底的にヒラタクワガタを飼育してやろう。「外国産まで手を広げないで!」と、嫁さんに釘を刺されているが、拝み倒して勘弁して貰おうと思う。
あ〜あ! これから何回拝まされることか...

 

 


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