久しぶりの奈良オオ訪問! 

Jimmy


 2月11日、昨年の8月13日以来半年ぶりに奈良オオへ行って参りました。

 体調を崩し、一時はプライスリストに目を通すことすらなくなり、奈良オオへ行くことは二度とないのではないかと思われました。しかし、予想に反して半年にして「奈良オオ参り」が復活したことは、それだけ私の体力と精神力が回復してきたことの証明でもあり、それはそれで喜ばしいことだと自画自賛しております。

 いつものように、家族3人で車に乗ってお昼ちょっと前に着きましたが、すでに店内には同じような家族連れやマニアらしき強者、それに初めて来たと思われる人で、結構混んでいました。

 この季節、さすがに活き虫は余り動かないと思っていたのですが、プライスリストにもあったように、そこそこ品揃えが出来ているようで、奈良オオの自力を垣間見たような気がします。

 以前もそうでしたが、最近はすっかり外国産にシフトしたようで、輸入解禁になって以来、さらに拍車がかかっているような感じです。国産では、産地別のオオクワガタがいましたが、数はたいしたことありませんでした。
  
 

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今も高価なシェンクリング

成虫の在庫は幾分少な目か!



 目新しいところでは、カタログにも出ていたように、菌太郎と言う新しい菌糸ビン(ボトル)が、Gポットに代わって売られておりました。目新しさに引かれ、試しに4本購入して見ましたが、培地に使用されているオガコは焦げ茶色です。クヌギは菌が廻るとこのような色になるのか私にはわかりませんが、粒子は粗そうで乾燥気味でした。菌の周りは良さそうですが、詰め方に関してはちょっと堅すぎるのではないかと思えるほど堅く詰まっていました。

 1.1リットル入りで1本600円と言う価格設定は、お買い得なように思えますが、実績が出ていない現段階では、正しい評価は下せないと思いますので、使用に当たっては国産オオクワあたりで様子を見られてはいかがでしょうか。

 また、容器が半透明の樹脂ボトルなので、中の幼虫の状態がよく見えないと言う難点があります。幼虫の成長状態を観察したい方には余り向かないかも知れませんが、中身を出して、ガラスビンに詰め替えると言う方法もあり、すでに菌糸ブロック等を購入して実行されておられる方も多いかと思います。この方法については、改めてご報告させていただく予定です。
 
 

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単品でも売られている産卵、飼育木

通販部倉庫にそびえる埋込みマットの壁



 懐かしさに引かれ一通り店内を見て回った後、店を出る前に虫研が発行している「クガム総集編」を購入しました。まだ一通り読んでいませんが、一昔前のクワガタ採集と飼育の歴史がわかるようで、なかなか面白そうです。こちらも、そのうちご紹介したいと思います。

 直販部を出た後、通販部の倉庫を覗きに行くと、たまたまシャッターが開いていて、中の様子が少しだけ分かりました。相変わらず猛烈な在庫量で、「恐るべし奈良オオ」とでも表現するのが適切なのかどうか知りませんが、たいしたものだと関心しました。

 ここの駐車場には、いつもオーナーの車が止まっているのですが、今回は見当たりませんでした。前回送られて来たプライスリストによると、何やらスピード違反で免許取消になったとのことでしたので、そのことが影響しているのか、ちょっと不安になりましたが、やり手の奥さんやそのお姉さんもおられるようですし、まず大丈夫でしょう。 もしかしたら、またまた外国に虫の買い付けに行ってるもかも知れませんし...

 こんな様子で、半年ぶりの奈良オオ訪問は20分ほどで終了したのですが、少しは気分転換になったような気がします。今後も「奈良オオ参り」を通じて、自分の健康回復の度合いを図って行きたいと考えている次第です。

 

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