樽前ガロー         樽前ガロー


天水 岩を穿ちて 溪谷を成し


青苔 蔭を帶びて 崇巖を覆ふ


知らず 天の造作 幾萬年か


唯知る 幽境 俗心を忘れしむるを











樽前ガロー たるまえガロー  北海道の南
西部、支笏湖湖畔に聳える樽前山(一〇四一
メートル)の南側山麓にある渓谷。樽前山の
噴火でできた溶結凝灰岩が、樽前山の浸食を
受けて作られた。切り立った岩肌には、百種
類ほどの苔が張り付いている。ガローとは、
切り立った崖と言う意味。

天水 てんすい  雨水

穿つ うがつ  穴をあける

青苔 せいたい  青色のこけ

崇巖 そうがん  高い岩

覆ふ おおふ

幽境 いうきやう  浮世離れした所

俗心 ぞくしん  世俗にひかれる心

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