大正池


黎明の蒼池 山麓に 靜まり


幻想 幽玄 仙境を 成す


此池 水歿の深森跡なれば


枯木 蕭然として 墓標の如し










大正池 たいしやういけ  長野縣の西部、
梓川上流の上高地にある堰止(せきどめ)
湖。一九一五年(大正四)の燒岳大爆發に
より出現。水歿したシラカバやカラマツの枯
れ木が池中に突出している。水面は、森林
や山々を見事に映し、上高地を代表する
景勝地になっている。

黎明 れいめい  あけがた

蒼池 さうち  あおいいけ

幽玄 いうげん  情趣に富むこと

仙境 せんきやう 俗界を離れた清らかな所

深森 しんしん 深い森

枯木 こぼく  かれき

蕭然 せうぜん  ものさびしいさま

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