春水          春水



春山の澄水 溪流に迸り


岩苔の黄花 水沫に踊る


苦登を留め 春水を 杯飮すれば


忽ち覺ゆ 春來渾身に漲るを











春水 しゆんすい  春になって氷が解けて
               流れる水

迸り ほとばしり  勢いよく飛び散ること

岩苔 がんたい  岩ごけ

水沫 すいまつ  みずしぶき

苦登 くとう  苦しんで登ること

留め とどめ  中止すること

杯飮 はいいん  手ですくって飮むこと

渾身 こんしん  全身

漲る みなぎる  水流がみちあふれること

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