鈴ヶ森刑場跡          鈴ヶ森刑場跡



お七 處刑の火炙り臺を觀れば


今生の地獄に 戰慄を覺えたり 


お上の絶對に 冤罪幾許なりやと


絶句 呻吟して 沈鬱深むるばかり









                                                        
                                                                                                                                                                                      大經寺境内  (東京都品川區南大井)

江戸時代のお仕置場で、八百屋お七等を始め、
有名無名の人達が、數多くここで處刑された。
供養塔の側には、お七が火刑に處せられた
「火炙り臺」も、當時のまゝで殘されている。
事件解決不能が許されないお上絶對の治世で
あるがために、無實の罪で處刑された人も多
かつた。そういう受刑者が全體の4割程もい
たと言われている。

臺 だい

今生 こんじやう  この世

戰慄 せんりつ  恐ろしくて身ぶるいするこ
       と

冤罪 ゑんざい  無實の罪

幾許 いくばく  どんなに多く

絶句 ぜつく  言葉に詰ること

呻吟 しんぎん  うめくこと

沈鬱 ちんうつ  氣持が沈みふさぐこと

                                                                


                                           

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