御神渡り          御神渡り


氷湖一望 彼方に 擴がり


氷丘 延々として 對岸に繋がる


此の氷 御神の渡り路と 聞けば


忽ち覺ゆ 是 將に神技の跡なりやと










御神渡り おみわたり  嚴冬期、氷結した
湖上に氷が立ち上がる現象。この名前は、
長野縣の諏訪湖において、諏訪湖神社の
男神が對岸の女神のもとに通つた跡とい
う言い傳えに由來する。

 北海道の屈斜路湖では、例年、數本の
御神渡りがあり、その氷丘脈は延々と對
岸まで續き、長さは最大で十キロメート
ル、氷の高さは、人の背丈ほどにもなる
という。

 御神渡りは、湖が全面凍結した後、晝
夜の寒暖の差によって、氷が收縮と膨脹
を繰り返し、盛り上がることによる。そ
れにしても、不思議な現象だ。

氷湖 ひようこ  氷っている湖

氷丘 ひようきゆう  湖上に立ち上がつて
                  いる氷を指す。

繋がる つながる

御神 おみ  神樣

渡り路 わたりみち

將に まさに

神技 しんぎ

跡 あと