黒部峡谷      黒部峽谷


深山の奔流 天涯を 發し


峻嶽を彫琢したるは 幾萬年か


危溪探勝の念 偏に 募れども


人跡未踏 奧は 神のみぞ住む










黒部峽谷 くろべけふこく  富山県東部、
北アルプスを東西に分断するように刻まれた
深いV字型の峡谷。

 黒部湖を境に、下廊下、上廊下、更に薬師
小屋から源流部までは、奥の廊下と呼ばれる。

 古来、人が踏み入るのを拒む秘境として知ら
れているが、電源開発の一環としての、国内
最大級の黒部ダムの建設以来、一帯は年間
千万人以上が訪れる観光地に変貌した。

 しかし、観光地は、峡谷全体の一部であり、
奥地は、現在も人を寄せ付けない断崖絶壁
の世界が廣がっている。

奔流 ほんりう  激しい勢いの流れ

天涯 てんがい  空のはて

峻嶽 しゆんがく  嶮しい山

彫琢 てうたく  刻み磨くこと

危溪 きけい  嶮しいたに

偏に ひとへに  ひたすらに

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