駒草



高山の 荒寥たる礫地に 咲いて


萬目を奪ふ 艷麗なる 紅花よ


天與の 過酷なる窮境に 曝されながら


天涯に 生命輝かすは 何故か










駒草 こまくさ  北海道と本州中部以北の
高山帶の砂礫地に生きる多年草。つぼみを
横から見ると馬の横顏のように見えるので
この名がある。砂や礫が絶えず動くような
嚴しい環境に適應して生きる。單獨で群落
をつくることが多く、高山植物の女王と呼
ばれている。

荒寥 くわうれう  景色などの荒れてもの
さびしいこと

礫地 れきち  小石を多く含んだ土地

萬目 ばんもく  多くの人の目

天與 てんよ 天のあたえた

窮境 きゆうきやう  苦しい環境

曝す さらす

生命 いのち

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