唐松          唐松



唐松の大木 烈風に 倒され


根幹 彎曲して 枯木の如し


黄緑の針葉 天に輝くを 觀れば


嶮地の生命に 唯 沈吟するばかり










唐松 からまつ  マツ科の落葉高木。日本の
中部山地に特産。高さ二〇メートルに達する。
この詩の對象となった唐松は、南アルプス・
藥師ヶ岳附近で出會つた。

彎曲 わんきよく  弓形に曲ること

枯木 こぼく

黄緑 おうりよく

生命 いのち

沈吟 ちんぎん  深く考えこむこと

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