肝木          肝木


磐梯の積雪 湖畔を覆ひ


眞紅の山木 白雪を抱く


紅玉 艷麗 暖春の彩に


行人瞠目して 寒冷忘る















肝木 かんぼく  スイカズラ科の落葉低木。
主に北日本の山地に生え、高さ二〜七メー
トルになる。五〜七月、白色五弁の小白花
を多數球状につける。花後は、アズキ大の
赤い果實を結ぶ。

磐梯 ばんだい  ここでは、裏磐梯を指す。
福島縣北部、磐梯山北麓一帶の稱。檜原・
小野川・秋元の檜原三湖と五色沼湖沼群を
中心とする景勝地。

山木 さんぼく  ここでは、肝木を指す。

白雪 はくせつ

抱く いだく

紅玉 こうぎよく  ここでは、肝木の赤い
                實を指す。

艷麗 ゑんれい  しとやかで美しいこと  

彩 いろどり

行人 かうじん  旅人。ここでは、作者自
        身を指す。

瞠目 だうもく  目をみはること

戻る 進む TOP