北雁          北雁



哀鳴の北雁 水を蹴つて上り


紅雲の秋天に 漂々と舞ふ


越冬幾月 懷郷に涙すれば


雁よ 群舞を以て 天空に鳴け












北雁 ほくがん  北方から飛んで來た雁。
十月頃北方から飛來し、湖・池沼などで
越冬、春三月に歸つていく。

哀鳴 あいめい  悲しげに鳴くこと

上る のぼる 

漂々 へうへう  鳥などの高く飛ぶさま

幾月 いくつき

懷郷 くわいきやう  故郷(ここでは北
        方)をなつかしくおもうこと

群舞 ぐんぶ  大勢群がって舞うこと

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