八甲田山          八甲田山



嚴冬の山巓 豪雪に 覆はれ


奇形の樹氷 萬目を 奪へり


寒風 零下 肌膚を 刺せども


雪白の仙界に 陶然と 佇むばかり










八甲田山 はつかふださん  青森縣の中部
にある火山群。最高峰大岳は、標高一五八
四メートル。冬になると、全山至る所で變
つた形の樹氷が見られる。特に風の通り道
の樹氷は神祕的で、清淨感を與へ、岳人や
スキーヤーの目を樂しませてくれる。

山巓 さんてん  山頂

萬目 ばんもく  多くの人の目

肌膚 きふ  はだ

仙界 せんかい  俗界を離れた清淨な所

陶然 たうぜん  氣持よく醉つて、うっと
              りとするさま。

佇む たたずむ  立ち止まること

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